JOURNAL
寺井 幸也さんによる、「BONEARTH®(ボナース)」で育てたトウモロコシのクッキング・ライ...
今年4月、NIKKOは捨てられる食器から生まれた肥料「BONEARTH®」を発売しました。 その肥料で育てたトウモロコシを使って、人気料理家・寺井 幸也さんによる夏のご馳走クッキング・ライブの配信が決定しました。 ボナースとは、世界初の食器をリサイクルした肥料のこと。NIKKO FINE BONE CHINAの原料に含まれる牛骨の灰に含まれるリン酸三カルシウムが肥料として有効なことから、その開発がスタートしました。NIKKOが肥料化してリサイクルする技術を確立し、約2年半の開発期間を経て、遂に発売が実現したのです。 そしてボナースを使って実際に野菜を育てようと、石川県白山市にあるNIKKO本社のご近所、「中本農園」がボナースの取り組みに共感し、まずはトウモロコシの栽培に着手しました。 機械の後ろから散布されている白い粉がボナース 中本農園はとても広く、毎年トウモロコシだけでも30万本が収穫されるそうです。その量は、石川県のスーパーに並ぶトウモロコシの大半を占めるほど! 業務用のボナース 元々水田だったところに、今回ボナースを使ってトウモロコシを植えることが決まりました。「ゴールドラッシュ」という品種で、粒皮が柔らかく、さわやかな甘みで食味が良いのが特徴。 広大な敷地に植えられたトウモロコシ トウモロコシにはリンを多く含んだ肥料が良いということで、ボナースがぴったり。さらに水に溶けない肥料なので、河川流出しづらく、用水が近くて水に恵まれた農園でも安心です。 いよいよ収穫の時。今回ボナースで育てた約200本のトウモロコシが、富ヶ谷のLOST AND FOUND TOKYO STOREで販売されます。通常は石川県内のみで販売される商品だそうですが、特別に7月29日から3日間限定で店頭に並ぶので是非お早めに! さて、このトウモロコシを使って料理家の寺井 幸也さんがクッキング・ライブを開催することが決定しました。 彩り豊かな幸也さんらしい、夏のご馳走クッキングです。皆さま是非チェックしてみてくださいね。 <クッキングライブ概要>2022年7月29日(金)17:00~ START配信アカウント:@yukiya.terai <トウモロコシ販売概要>販売日時2022年7月29日(金) 16:00~19:002022年7月30日(土) 11:00~17:002022年7月31日(日) 11:00~17:00価格1本250円(税込)※とうもろこしの数量には限りがありますので、なくなり次第終了いたします。※販売日時は都合により変更となる可能性があります。※250円/本は現金のみでのお支払いとなります。 「ボナース研究室」note開設ボナースがどのように効くのかなど、パートナーさんと組みながら検討しながらnoteで配信していきますhttps://note.com/bonearth
寺井 幸也さんによる、「BONEARTH®(ボナース)」で育てたトウモロコシのクッキング・ライ...
今年4月、NIKKOは捨てられる食器から生まれた肥料「BONEARTH®」を発売しました。 その肥料で育てたトウモロコシを使って、人気料理家・寺井 幸也さんによる夏のご馳走クッキング・ライブの配信が決定しました。 ボナースとは、世界初の食器をリサイクルした肥料のこと。NIKKO FINE BONE CHINAの原料に含まれる牛骨の灰に含まれるリン酸三カルシウムが肥料として有効なことから、その開発がスタートしました。NIKKOが肥料化してリサイクルする技術を確立し、約2年半の開発期間を経て、遂に発売が実現したのです。 そしてボナースを使って実際に野菜を育てようと、石川県白山市にあるNIKKO本社のご近所、「中本農園」がボナースの取り組みに共感し、まずはトウモロコシの栽培に着手しました。 機械の後ろから散布されている白い粉がボナース 中本農園はとても広く、毎年トウモロコシだけでも30万本が収穫されるそうです。その量は、石川県のスーパーに並ぶトウモロコシの大半を占めるほど! 業務用のボナース 元々水田だったところに、今回ボナースを使ってトウモロコシを植えることが決まりました。「ゴールドラッシュ」という品種で、粒皮が柔らかく、さわやかな甘みで食味が良いのが特徴。 広大な敷地に植えられたトウモロコシ トウモロコシにはリンを多く含んだ肥料が良いということで、ボナースがぴったり。さらに水に溶けない肥料なので、河川流出しづらく、用水が近くて水に恵まれた農園でも安心です。 いよいよ収穫の時。今回ボナースで育てた約200本のトウモロコシが、富ヶ谷のLOST AND FOUND TOKYO STOREで販売されます。通常は石川県内のみで販売される商品だそうですが、特別に7月29日から3日間限定で店頭に並ぶので是非お早めに! さて、このトウモロコシを使って料理家の寺井 幸也さんがクッキング・ライブを開催することが決定しました。 彩り豊かな幸也さんらしい、夏のご馳走クッキングです。皆さま是非チェックしてみてくださいね。 <クッキングライブ概要>2022年7月29日(金)17:00~ START配信アカウント:@yukiya.terai <トウモロコシ販売概要>販売日時2022年7月29日(金) 16:00~19:002022年7月30日(土) 11:00~17:002022年7月31日(日) 11:00~17:00価格1本250円(税込)※とうもろこしの数量には限りがありますので、なくなり次第終了いたします。※販売日時は都合により変更となる可能性があります。※250円/本は現金のみでのお支払いとなります。 「ボナース研究室」note開設ボナースがどのように効くのかなど、パートナーさんと組みながら検討しながらnoteで配信していきますhttps://note.com/bonearth
長屋 なぎさの、真っ白な器に映える身体にやさしい麹料理
ライフスタイルプランナーとして活躍する長屋 なぎささんに、自身が立ち上げた麹ブランド「長屋/NAGAYA」をつかった身体にやさしく美味しい麹料理を教えていただきました。 REMASTEREDの真っ白な器を使った、夏にぴったりの料理は必見です。 長屋 なぎささんが今年、麹調味料ブランド「長屋/NAGAYA」を立ち上げたことをご存知の方も多いはず。3歳の息子さんを育てる生活の中で、ご家族の体も心も幸せに導いてくれたのが麹調味料だったそう。これから年齢を重ねても続けていける麹との生活の素晴らしさを伝えていきたい、そして日本がもともと持っていた大切なモノを繋いでいきたいという想いで、長屋/NAGAYAを設立。 今回はLOST AND FOUNDのために、長屋の甘酒と麹調味料を使った身体にやさしい料理を提案してくださいました。 夏野菜のガスパチョ ブレンダーでトマト、キュウリ、ニンニク、玉ねぎに紬甘酒の「白」をたっぷりと入れて混ぜるだけ!冷蔵庫で冷やしておき、食べるときにお気に入りのオリーブオイルをかけて完成です。 日本の国菌でもある酵素力が強い「オリゼ菌」を使い、やさしい甘みと濃厚な味わいの甘酒が、それぞれの野菜をやさしくまとめてくれるガスパチョ。夏バテ気味の食欲のない日でも、サッと飲むことができる手軽な一品です。 トマトの赤色が際立つガスパチョには、是非「REMASTEREDのタンブラー7」を。 塩麹ご飯と麹ドレッシング 1合の米につき大さじ1の塩麹を入れて炊くだけ!やさしい塩味が出て、疲れた夏の身体には特におすすめです。なぎささんはそのままおにぎりにして食べることもあるそう。 麹ドレッシングは、オリーブオイルにお酢、塩こしょう、そして紬甘酒の「淡黄」をたっぷり加えます。シトラス系の爽やかな香りと、石川県産のお米「五百万石」が持つ果実感との相性がよく、スッキリとしたキレの良い淡黄は、少し酸味があるのでドレッシングにぴったりだそう。ドレッシング入れには、「小泉硝子製作所のコニカルビーカー50cc」を。 豚肉とキノコのソテー 豚肉を「紬醤油麹」とオリーブオイル1:1、その倍量のバルサミコ酢で30分以上漬け込んで、お好みのキノコとともに焼きます。仕上げに漬け込んだソースも一緒に入れて焼き上げれば完成。厳選したお米を使用して丹念に手仕込んだ麹で作った醤油麹が肉をやわらかく、そして深みを持った味わいにしてくれます。「TURKのプレスグリルパン」は、優れた蓄熱性で温度が下がりにくいので、食材の持ち味を生かしてじっくりと焼き上げることができます。 今回は「REMASTERED オーバルプレート31」に、塩麹ご飯、サラダと豚肉のソテーをワンプレートで盛り付けました。料理をひと際引き立てる白い器「REMASTERED」は、ジャンルを問わず馴染み、こんなワンプレートランチにもぴったりの使いやすさがあります。 なぎささんはなんと第二子をご妊娠中。そんな中でも元気に子育てと仕事をされる美しい姿は、身体にやさしい食生活が故なのでしょう。皆さんも是非麹生活、試してみては? <記事内紹介商品> REMASTERED タンブラー 7 ¥1,430 小泉硝子製作所 コニカルビーカー 50 mL ¥1,980...
長屋 なぎさの、真っ白な器に映える身体にやさしい麹料理
ライフスタイルプランナーとして活躍する長屋 なぎささんに、自身が立ち上げた麹ブランド「長屋/NAGAYA」をつかった身体にやさしく美味しい麹料理を教えていただきました。 REMASTEREDの真っ白な器を使った、夏にぴったりの料理は必見です。 長屋 なぎささんが今年、麹調味料ブランド「長屋/NAGAYA」を立ち上げたことをご存知の方も多いはず。3歳の息子さんを育てる生活の中で、ご家族の体も心も幸せに導いてくれたのが麹調味料だったそう。これから年齢を重ねても続けていける麹との生活の素晴らしさを伝えていきたい、そして日本がもともと持っていた大切なモノを繋いでいきたいという想いで、長屋/NAGAYAを設立。 今回はLOST AND FOUNDのために、長屋の甘酒と麹調味料を使った身体にやさしい料理を提案してくださいました。 夏野菜のガスパチョ ブレンダーでトマト、キュウリ、ニンニク、玉ねぎに紬甘酒の「白」をたっぷりと入れて混ぜるだけ!冷蔵庫で冷やしておき、食べるときにお気に入りのオリーブオイルをかけて完成です。 日本の国菌でもある酵素力が強い「オリゼ菌」を使い、やさしい甘みと濃厚な味わいの甘酒が、それぞれの野菜をやさしくまとめてくれるガスパチョ。夏バテ気味の食欲のない日でも、サッと飲むことができる手軽な一品です。 トマトの赤色が際立つガスパチョには、是非「REMASTEREDのタンブラー7」を。 塩麹ご飯と麹ドレッシング 1合の米につき大さじ1の塩麹を入れて炊くだけ!やさしい塩味が出て、疲れた夏の身体には特におすすめです。なぎささんはそのままおにぎりにして食べることもあるそう。 麹ドレッシングは、オリーブオイルにお酢、塩こしょう、そして紬甘酒の「淡黄」をたっぷり加えます。シトラス系の爽やかな香りと、石川県産のお米「五百万石」が持つ果実感との相性がよく、スッキリとしたキレの良い淡黄は、少し酸味があるのでドレッシングにぴったりだそう。ドレッシング入れには、「小泉硝子製作所のコニカルビーカー50cc」を。 豚肉とキノコのソテー 豚肉を「紬醤油麹」とオリーブオイル1:1、その倍量のバルサミコ酢で30分以上漬け込んで、お好みのキノコとともに焼きます。仕上げに漬け込んだソースも一緒に入れて焼き上げれば完成。厳選したお米を使用して丹念に手仕込んだ麹で作った醤油麹が肉をやわらかく、そして深みを持った味わいにしてくれます。「TURKのプレスグリルパン」は、優れた蓄熱性で温度が下がりにくいので、食材の持ち味を生かしてじっくりと焼き上げることができます。 今回は「REMASTERED オーバルプレート31」に、塩麹ご飯、サラダと豚肉のソテーをワンプレートで盛り付けました。料理をひと際引き立てる白い器「REMASTERED」は、ジャンルを問わず馴染み、こんなワンプレートランチにもぴったりの使いやすさがあります。 なぎささんはなんと第二子をご妊娠中。そんな中でも元気に子育てと仕事をされる美しい姿は、身体にやさしい食生活が故なのでしょう。皆さんも是非麹生活、試してみては? <記事内紹介商品> REMASTERED タンブラー 7 ¥1,430 小泉硝子製作所 コニカルビーカー 50 mL ¥1,980...
小林和人が選んだもの 「家事問屋の話」
ひとつの物について深く探っていくことで、物選びがグッと楽しくなる。この連載では、LOST AND FOUNDセレクター・小林和人さんが、このお店で選んだアイテムの中から毎回ひとつをピックアップし、とことん話します。 今回小林さんが話してくれたのは、「ありきたり、なのに使いやすい。」家事アイテムが揃う、「家事問屋」についてです。 ハマる、水切りバスケット 小林さん:日用品の店で、どんな水切りかごを取り扱っているかで、その店の方向性が分かります。そういう意味で、LOST AND FOUNDのセレクトの方向性を示す上で申し分のない水切りかごが、この家事問屋の「スリム水切りバスケット」です。シンクと壁との間にあるちょっとしたスペースに綺麗に収まるのが特徴で、サイズ展開もシンクの奥行きに合わせて2種類あります。見た目以上に十分な量のお皿が入り、オプションで「箸ポケット」などを付けることもできます。 ありきたりに見えて、ありきたりじゃない 小林さん:トレーの部分はエンボス加工になっていて、水垢が目立ちづらい。もちろん取り外しができるので、トレーだけを洗うこともできます。ぱっと見た感じはありきたりの様でいて、よく見ると真面目に練られた細かな配慮が全然ありきたりじゃない。そういうところが家事問屋の製品の優れたところだと思います。LOST AND FOUNDでは、そういう物をセレクトしていきたいですね。 暮らしの隙間にすっと入り込むもの 小林さん:続いては“隙間”商品、シンクの「水止めキャップ」です。これは店頭でも質問が多いようですが、シンクに水を貯めるときに使うもの。漬け置き洗いの際などに便利ですよね。 小林さん:そして「保存缶」。何でもないような缶ですが、あったら意外と便利っていう。僕なら、綿棒のストックとか、服を買ったときのスペアボタン入れにしても良いですね。ボタンてすぐなくなっちゃうじゃないですか。そういうものを入れておいたりして。暮らしの隙間にすっと入り込むような、こういうアイテムは好きですねぇ。 汎用性と専門性 小林さん:今度は用途をぐっと絞り込んで専門性を追求した「ワンドリップポット」。150mlの目盛りが付いており、カップ一杯分のコーヒーを淹れるお湯を注ぐことを追求する、その潔いあり方に惹かれます。食卓にある小さなプランターの水やりなんかにも良いですね。主張しすぎない佇まいは、カーテンレールなんかに引っ掛けておいても気になりません。家事問屋は、高い専門性がありながら他の使い方にも転用できる汎用性があり、ドイツ製品に通じる質実剛健な感じも良いですね。日用品店に足を運ぶとき、必ずチェックする物がそれぞれにあるものだ。そこで自分なりに店の判断を下したりする。キッチンに必ず必要な水切りバスケットは、多くの方にとって、その判断基準となるものかもしれない。小林さんが悩んだ末にようやく出合い、太鼓判を押した「家事問屋」のバスケットは、LOST AND FOUNDでも人気の商品となっている。「家事問屋」のアイテム、これからもラインナップが増えていく予定だそう! <記事内紹介商品> 家事問屋 スリム水切りバスケット 47 ¥9,350 家事問屋 スリム水切りバスケット 55 ¥9,900 家事問屋 箸ポケット...
小林和人が選んだもの 「家事問屋の話」
ひとつの物について深く探っていくことで、物選びがグッと楽しくなる。この連載では、LOST AND FOUNDセレクター・小林和人さんが、このお店で選んだアイテムの中から毎回ひとつをピックアップし、とことん話します。 今回小林さんが話してくれたのは、「ありきたり、なのに使いやすい。」家事アイテムが揃う、「家事問屋」についてです。 ハマる、水切りバスケット 小林さん:日用品の店で、どんな水切りかごを取り扱っているかで、その店の方向性が分かります。そういう意味で、LOST AND FOUNDのセレクトの方向性を示す上で申し分のない水切りかごが、この家事問屋の「スリム水切りバスケット」です。シンクと壁との間にあるちょっとしたスペースに綺麗に収まるのが特徴で、サイズ展開もシンクの奥行きに合わせて2種類あります。見た目以上に十分な量のお皿が入り、オプションで「箸ポケット」などを付けることもできます。 ありきたりに見えて、ありきたりじゃない 小林さん:トレーの部分はエンボス加工になっていて、水垢が目立ちづらい。もちろん取り外しができるので、トレーだけを洗うこともできます。ぱっと見た感じはありきたりの様でいて、よく見ると真面目に練られた細かな配慮が全然ありきたりじゃない。そういうところが家事問屋の製品の優れたところだと思います。LOST AND FOUNDでは、そういう物をセレクトしていきたいですね。 暮らしの隙間にすっと入り込むもの 小林さん:続いては“隙間”商品、シンクの「水止めキャップ」です。これは店頭でも質問が多いようですが、シンクに水を貯めるときに使うもの。漬け置き洗いの際などに便利ですよね。 小林さん:そして「保存缶」。何でもないような缶ですが、あったら意外と便利っていう。僕なら、綿棒のストックとか、服を買ったときのスペアボタン入れにしても良いですね。ボタンてすぐなくなっちゃうじゃないですか。そういうものを入れておいたりして。暮らしの隙間にすっと入り込むような、こういうアイテムは好きですねぇ。 汎用性と専門性 小林さん:今度は用途をぐっと絞り込んで専門性を追求した「ワンドリップポット」。150mlの目盛りが付いており、カップ一杯分のコーヒーを淹れるお湯を注ぐことを追求する、その潔いあり方に惹かれます。食卓にある小さなプランターの水やりなんかにも良いですね。主張しすぎない佇まいは、カーテンレールなんかに引っ掛けておいても気になりません。家事問屋は、高い専門性がありながら他の使い方にも転用できる汎用性があり、ドイツ製品に通じる質実剛健な感じも良いですね。日用品店に足を運ぶとき、必ずチェックする物がそれぞれにあるものだ。そこで自分なりに店の判断を下したりする。キッチンに必ず必要な水切りバスケットは、多くの方にとって、その判断基準となるものかもしれない。小林さんが悩んだ末にようやく出合い、太鼓判を押した「家事問屋」のバスケットは、LOST AND FOUNDでも人気の商品となっている。「家事問屋」のアイテム、これからもラインナップが増えていく予定だそう! <記事内紹介商品> 家事問屋 スリム水切りバスケット 47 ¥9,350 家事問屋 スリム水切りバスケット 55 ¥9,900 家事問屋 箸ポケット...
小林和人が選んだもの 「ブラシの話」
ひとつの物について深く探っていくことで、物選びがグッと楽しくなる。この連載では、LOST AND FOUNDセレクター・小林和人さんが、このお店で選んだアイテムの中から毎回ひとつをピックアップし、とことん話します。 今回小林さんが話してくれたのはREDECKERのブラシについてです。 ブラシの魅力とは 小林さん:REDECKERは私の店でも長く取り扱っていて、馴染み深いブランドです。海外の蚤の市に行くと、ブラシって何故か買っちゃうんですよね。古い試験管やビーカーとかもそう。置いてあるだけでグッとくるものがあります。何故惹かれるのだろう…と考えたのですが、異素材の組み合わせが良いのかなぁ。木部と毛の部分が響き合うような。 クラシックとレトロ 小林さん:REDECKERが良いと思うのは、クラシックな佇まいに尽きると思います。自分の中で明確に違うのが、「クラシック」と「レトロ」という言葉なんですが、REDECKERは決してレトロではなく、クラシックなんです。レトロとは、懐古主義的な必然性のない振り返りというか、懐かしむ気持ち。クラシックとは、過去から受け継がれているんだけど同時代に息づいていける、未来に繋がっているようなもの。そんなニュアンスの違いが自分の中にはあります。ココのブラシたちは、昔は当たり前だったと思うのですが、他のブランドがモダンな姿に形を変えていく中で、良い意味で取り残されながらも、現代をともに生きていきたい存在。とても貴重な存在なんですよね。 店休日の掃除スタイル 小林さん:一言でブラシと言っても、様々なブラシがあります。これだけあれば掃除が楽しくなりますよね。やったらやっただけ綺麗になる掃除は、気持ちもスッキリします。店休日にRadikoでTBSラジオを聴きながら掃除するのが私のスタイル。「おぎやはぎのメガネびいき」とか宇多丸さんの「アフター6ジャンクション」がお気に入りです(笑)。 ブラシの“専門性” 小林さん:ブラシメーカーだけあって、一つひとつ専門性があるというのも惹かれるところ。ずっと触っていられる柔らかい山羊毛を使ったほこり取りブラシや、長く伸びたものは棚などの隙間用ブラシ、4本のブラシが一体化されたのはブラインド用ブラシ。あらゆる専用ブラシは、壁にかけて全部揃えたくなります。どれも日用品の中で出突っ張りの主要キャラクターではなく、ときおり現れて威力を発揮するタイプで、そう考えると味わい深い。やっぱりドイツで作られたものは実直な素晴らしさがありますよね。 取材中、小林さんはずっと「ほこり取りブラシ」を触りながら穏やかな表情で話してくれた。そして最後に、「猫や犬を撫でるとセロトニンが出るっていうけど、それに近いものがあるんじゃないかな」とブラシを愛でていたのが印象的だ。掃除用具ひとつにも、そんな愛情を持って向き合うことができたら幸せではないだろうか。 <記事内紹介商品> 小林 和人 @kazutokobayashi1975年東京都生まれ。1999年多摩美術大学卒業後、国内外の生 活用品を扱う「Roundabout」を吉祥寺にオープン(2016年に代々木上原に移転)。2008年には非日常にやや針の振れた温度の品々を展開する「OUTBOUND」を始動。両店舗のすべての商品のセレクトや店内ディスプレイ、展覧会の企画を手がける。「LOST AND FOUND」ではセレクターを務める。 interview & text by Sahoko Seki photo by Naoki Yamashita
小林和人が選んだもの 「ブラシの話」
ひとつの物について深く探っていくことで、物選びがグッと楽しくなる。この連載では、LOST AND FOUNDセレクター・小林和人さんが、このお店で選んだアイテムの中から毎回ひとつをピックアップし、とことん話します。 今回小林さんが話してくれたのはREDECKERのブラシについてです。 ブラシの魅力とは 小林さん:REDECKERは私の店でも長く取り扱っていて、馴染み深いブランドです。海外の蚤の市に行くと、ブラシって何故か買っちゃうんですよね。古い試験管やビーカーとかもそう。置いてあるだけでグッとくるものがあります。何故惹かれるのだろう…と考えたのですが、異素材の組み合わせが良いのかなぁ。木部と毛の部分が響き合うような。 クラシックとレトロ 小林さん:REDECKERが良いと思うのは、クラシックな佇まいに尽きると思います。自分の中で明確に違うのが、「クラシック」と「レトロ」という言葉なんですが、REDECKERは決してレトロではなく、クラシックなんです。レトロとは、懐古主義的な必然性のない振り返りというか、懐かしむ気持ち。クラシックとは、過去から受け継がれているんだけど同時代に息づいていける、未来に繋がっているようなもの。そんなニュアンスの違いが自分の中にはあります。ココのブラシたちは、昔は当たり前だったと思うのですが、他のブランドがモダンな姿に形を変えていく中で、良い意味で取り残されながらも、現代をともに生きていきたい存在。とても貴重な存在なんですよね。 店休日の掃除スタイル 小林さん:一言でブラシと言っても、様々なブラシがあります。これだけあれば掃除が楽しくなりますよね。やったらやっただけ綺麗になる掃除は、気持ちもスッキリします。店休日にRadikoでTBSラジオを聴きながら掃除するのが私のスタイル。「おぎやはぎのメガネびいき」とか宇多丸さんの「アフター6ジャンクション」がお気に入りです(笑)。 ブラシの“専門性” 小林さん:ブラシメーカーだけあって、一つひとつ専門性があるというのも惹かれるところ。ずっと触っていられる柔らかい山羊毛を使ったほこり取りブラシや、長く伸びたものは棚などの隙間用ブラシ、4本のブラシが一体化されたのはブラインド用ブラシ。あらゆる専用ブラシは、壁にかけて全部揃えたくなります。どれも日用品の中で出突っ張りの主要キャラクターではなく、ときおり現れて威力を発揮するタイプで、そう考えると味わい深い。やっぱりドイツで作られたものは実直な素晴らしさがありますよね。 取材中、小林さんはずっと「ほこり取りブラシ」を触りながら穏やかな表情で話してくれた。そして最後に、「猫や犬を撫でるとセロトニンが出るっていうけど、それに近いものがあるんじゃないかな」とブラシを愛でていたのが印象的だ。掃除用具ひとつにも、そんな愛情を持って向き合うことができたら幸せではないだろうか。 <記事内紹介商品> 小林 和人 @kazutokobayashi1975年東京都生まれ。1999年多摩美術大学卒業後、国内外の生 活用品を扱う「Roundabout」を吉祥寺にオープン(2016年に代々木上原に移転)。2008年には非日常にやや針の振れた温度の品々を展開する「OUTBOUND」を始動。両店舗のすべての商品のセレクトや店内ディスプレイ、展覧会の企画を手がける。「LOST AND FOUND」ではセレクターを務める。 interview & text by Sahoko Seki photo by Naoki Yamashita
世界初、食器をリサイクルした肥料が循環社会を作り出す
捨てられる食器から生まれた肥料「BONEARTH®(ボナース)」が発売となりました。LOST AND FOUNDでも大人気となっている「REMASTERED」を含む、純白で丈夫な「NIKKO FINE BONE CHINA」ニッコーでは1978年ファインボーンチャイナの生産を開始しました。 その特徴は、群を抜いた透光性と優れた強度。 その密度は、50%にまで高められたボーンアッシュの含有量にあります。 通常50%を超えると成形が困難とされていたものを、研究を重ねた末に見事に実現。 それが、世界一とも言われる純白のボーンチャイナをつくりだしています。をつくる際に工場で出る不合格品を有効活用し、植物の肥料として開発した商品です。 世界一白いとも評されるファインボーンチャイナの器と同じく、この肥料も美しい白さが一際目を引きます。 食器が植物の肥料になる!? しかし、そもそも器が植物の肥料になるのかという疑問が真っ先に浮かびますが……NIKKO FINE BONE CHINAの原料には、石や粘土に加え、牛骨の灰(食肉加工されて残った牛の骨を溶解再合成)があります。その牛骨灰に含まれるリン酸三カルシウムが肥料として有効とのこと。NIKKOが肥料化してリサイクルする技術を確立し、2022年2月10日に農林水産省で肥料登録され、いよいよ発売となったのです。 リン酸は、開花や結実を促進させ、果実の成熟や品質向上にも働きかける植物が育つ上で重要な栄養素。実際に共同研究をした石川県立大学の実験データでも、ボナースが肥料として効果があると実証されました。 肥料としての価値と、化粧砂としての価値 ボナースの特徴は、臭わない/長期保存できる/肥料効果が長期間持続する/白く映える化粧砂として使用可能という点。 土に混ぜて肥料にすることはもちろん、鉢の表面にも敷き詰めたら、持ち前の潔い白さが清潔感を演出し、さらに土埃が舞うのも防いでくれるという優れたアイテムなのです。白い器に料理が供されたときの高揚感を、白い化粧砂から顔を出す植物の凜とした姿を見たときにも感じることができるはず。 陶磁器事業の真の循環社会とは NIKKOが目指す陶磁器の循環社会に向けての歩みは、このボナースのデビューはまだスタート地点に過ぎないといいます。まずは工場で出る食器の不合格品を肥料にすることに成功したわけですが、その先には、もちろんホテルやレストランで実際に使用された自社品の回収の取り組みがあります。それが可能になり、ボナースによって畑で育てられた食材がレストランに渡り、真っ白な食器に料理として供されたとき、思い描く「循環」にまた一歩、歩みを進めたことになります。そしてさらには、他社品を含めて広く回収し、ボナース以外のリサイクル商品の製造販売を行なっていく。食に関わる業界が動いてこそ、真の循環社会を作り出すのです。幸せな食事の時間に、素材と器のストーリーに想像を巡らせることができる社会の実現に向け、毎日プロジェクトは進んでいます。 人も植物も同じ素材からできた道具で生活する さて、ボナースがきっかけでさらに新たなプロダクトが誕生することを最後にお伝えしておきましょう。NIKKOと、デザイン・イノベーションファーム「Takram Japan」がタッグを組み、ボナースを用いて卓上で使う美しいプランター「Table Planter(テーブルプランター)」を発表。これはLOST AND FOUND TOKYO STOREでも夏頃から販売される予定です。...
世界初、食器をリサイクルした肥料が循環社会を作り出す
捨てられる食器から生まれた肥料「BONEARTH®(ボナース)」が発売となりました。LOST AND FOUNDでも大人気となっている「REMASTERED」を含む、純白で丈夫な「NIKKO FINE BONE CHINA」ニッコーでは1978年ファインボーンチャイナの生産を開始しました。 その特徴は、群を抜いた透光性と優れた強度。 その密度は、50%にまで高められたボーンアッシュの含有量にあります。 通常50%を超えると成形が困難とされていたものを、研究を重ねた末に見事に実現。 それが、世界一とも言われる純白のボーンチャイナをつくりだしています。をつくる際に工場で出る不合格品を有効活用し、植物の肥料として開発した商品です。 世界一白いとも評されるファインボーンチャイナの器と同じく、この肥料も美しい白さが一際目を引きます。 食器が植物の肥料になる!? しかし、そもそも器が植物の肥料になるのかという疑問が真っ先に浮かびますが……NIKKO FINE BONE CHINAの原料には、石や粘土に加え、牛骨の灰(食肉加工されて残った牛の骨を溶解再合成)があります。その牛骨灰に含まれるリン酸三カルシウムが肥料として有効とのこと。NIKKOが肥料化してリサイクルする技術を確立し、2022年2月10日に農林水産省で肥料登録され、いよいよ発売となったのです。 リン酸は、開花や結実を促進させ、果実の成熟や品質向上にも働きかける植物が育つ上で重要な栄養素。実際に共同研究をした石川県立大学の実験データでも、ボナースが肥料として効果があると実証されました。 肥料としての価値と、化粧砂としての価値 ボナースの特徴は、臭わない/長期保存できる/肥料効果が長期間持続する/白く映える化粧砂として使用可能という点。 土に混ぜて肥料にすることはもちろん、鉢の表面にも敷き詰めたら、持ち前の潔い白さが清潔感を演出し、さらに土埃が舞うのも防いでくれるという優れたアイテムなのです。白い器に料理が供されたときの高揚感を、白い化粧砂から顔を出す植物の凜とした姿を見たときにも感じることができるはず。 陶磁器事業の真の循環社会とは NIKKOが目指す陶磁器の循環社会に向けての歩みは、このボナースのデビューはまだスタート地点に過ぎないといいます。まずは工場で出る食器の不合格品を肥料にすることに成功したわけですが、その先には、もちろんホテルやレストランで実際に使用された自社品の回収の取り組みがあります。それが可能になり、ボナースによって畑で育てられた食材がレストランに渡り、真っ白な食器に料理として供されたとき、思い描く「循環」にまた一歩、歩みを進めたことになります。そしてさらには、他社品を含めて広く回収し、ボナース以外のリサイクル商品の製造販売を行なっていく。食に関わる業界が動いてこそ、真の循環社会を作り出すのです。幸せな食事の時間に、素材と器のストーリーに想像を巡らせることができる社会の実現に向け、毎日プロジェクトは進んでいます。 人も植物も同じ素材からできた道具で生活する さて、ボナースがきっかけでさらに新たなプロダクトが誕生することを最後にお伝えしておきましょう。NIKKOと、デザイン・イノベーションファーム「Takram Japan」がタッグを組み、ボナースを用いて卓上で使う美しいプランター「Table Planter(テーブルプランター)」を発表。これはLOST AND FOUND TOKYO STOREでも夏頃から販売される予定です。...
行方ひさこのLOST AND FOUNDなキッチン - 料理家 坂田阿希子編 -
時代を明るくリードしてくれる、様々な分野にまつわるプロフェッショナルたち。そんなプロたちが選んだREMASTEREDのアイテムと共にお送りする「行方ひさこのLOST ANDFOUNDなキッチン」。仕事でもプライベートでも、たくさんのものを見て、真摯に向き合ってきた彼らたちだからこその、なにかを選択する時の視点やこだわり、ものと向き合う姿勢などを掘り下げていきます。 今回は、料理家であり、代官山の洋食KUCHIBUEのオーナーシェフである坂田阿希子さんをゲストにお招きしました。 坂田阿希子 料理家のアシスタントや、フランス菓子店、フランス料理店で経験を重ね、独立。1998年より料理教室ほか、雑誌や書籍での活動をスタート。2019年11月に代官山に洋食「KUCHIBUE」をオープン。数々のレシピ本を世に送り出す料理家の活動と、オーナーシェフの活動を両立させている。現在も通常営業のほかに、テイクアウトやオンラインでの全国配送商品の展開など、新たなスタイルでもチャレンジし続けている。 洋食KUCHIBUE 東京都渋谷区猿楽町29-10 ヒルサイドテラスC棟15号 03-5422-3028https://www.instagram.com/kuchibue.daikanyama/ 美しいお料理だけでなく、そこにある豊かな時間が想像できるので、私は料理本が大好きです。実際に作るかどうかは別にして、時間を見つけては眺めています。お風呂にも持ち込んで数時間読むこともあるほど、料理本は私の偏愛アイテムなのです。 そんな大好きな料理本の中でも、一番多く持っているのが坂田さん著書。ビジュアルの美しさだけでもテンションが上がりますが、その美しさが自分の生活にどんな影響を与えてくれるだろう……と常に想像力を掻き立ててくれます。今日は、数多くの料理本を世に送り出し、洋食屋のオーナーシェフでもある坂田さんに、REMASTERED ラウンドプレート26とディーププレート22を使って、白い器に映えるデザートを作っていただきました。 日曜日限定、姉妹シェフ インタビュー記事で拝見したことがあるのですが、幼少の頃から料理本が好きすぎて出版社に就職したそうですね。 坂田さん:そうなんです、料理の写真が1つの紙の上に乗った「本」という形がすごく好きで、それを作る人になりたかったんです。最初は編集を目指して出版社に就職したんです。でも、誰かをコーディネートして合わせるという仕事が編集だとすると、私は自分ができることを黙々とやっていく方が向いているなと。編集の仕事に憧れがあったんですけど、全てにきめ細やかに気を遣うことはできない。でも、好きなことは突き詰めてできるタイプだなと。あまり深くは考えていなかったんですけど、料理やお菓子を作ることは、すごく楽しいなと思っていました。向いてない!と気がついてすぐに辞めたんです。 はい、2年と書いてありました(笑)。 坂田さん:そう、2年(笑)。 早い判断ですが、でも作ることが本当に好きだったんですね。 坂田さん:はい、作ることは大好きでした。小学生の時、毎週日曜日は姉と献立を考えて好きなものを作ってもいい日だったんです。平日は「時間がかかるからダメよ。」と言われていたメニューも、日曜日だけは特別に作ってよかった。毎週日曜日のその時間は、1,2年続きましたね。 修行の日々 本当に好きだった料理を仕事にしようと思ったのは、いつ頃だったんでしょう?料理家のアシスタントをされた後、フランス菓子とフレンチレストランで修行をしたと伺いましたが、なぜお菓子とお料理、両方の修行をされたのでしょうか? 坂田さん:最初は、お菓子作りに没頭したんですよね。料理というよりは、お菓子を作ることが楽しくて仕方がなかったので、お菓子屋で働きました。いつも同じスピードとクオリティを当たり前に求められる世界は、とにかく厳しくハードでしたが、鍛えられましたね。2軒のお店で3年ほど修行しました。知識と経験が重なると、だんだんタイミングが体で分かるようになったんです。練習をすると、どんどんできることが増えていく。これが、私には向いていたんですよね。 そのうちに、このレストランで働きたい!と思うシェフが営む、素敵なフレンチレストランを雑誌で見つけたんです。お菓子の技術はすでにあったので、パティシエとして入りました。日本家屋で営む小さなレストランだったので、スタッフも全部で4人ほど。なんでもしなくてはいけない状況だったので、お菓子だけでなく、お料理も少しずつするようになったんです。そこはプロヴァンスのお料理で、とてもおもしろかったけれど偏りもあったので、その後に正統派なフレンチレストランでも修行しました。 自分に根付いているもの 洋食屋をしようと思ったのはいつごろからだったのですか? 坂田さん:洋食屋さんをするとは、少しも思っていませんでした。でも、洋食に行き着く味わいの深さというか、奇をてらった材料を使うわけでも高級食材を使うわけでも、ハーブやスパイスをふんだんに使うわけでもないのに、なぜこんなに美味しいんだろう。そこには、明治時代から日本人の創り上げてきた素晴らしい歴史もあって、白いごはんに合うように考えられている。その背景がすごく大好きなんです。 フランス料理の歴史より、白いごはんに合う、日本人が考案した洋食の歴史に惹かれたんですね。 坂田さん:そう、自分に根付いてる感じ。 父がすごく洋食好きだったので、子供の頃から家族で通っている洋食屋さんがあったんです。休みの日や家族の記念日、お祝い事などで出掛けるのは全て決まった洋食屋に通っていました。洋食の香りや雰囲気、全てが幸せな思い出で、全く嘘がないんですね。クラシックなフランス料理も大好きだけれど、白いごはんが好きな私が1番やりたい料理、それは洋食だなという感じがして。自分に合っていて、自分のやりたい料理とブレていないという気がします。 思い出と共にベーシックに行き着いた...
行方ひさこのLOST AND FOUNDなキッチン - 料理家 坂田阿希子編 -
時代を明るくリードしてくれる、様々な分野にまつわるプロフェッショナルたち。そんなプロたちが選んだREMASTEREDのアイテムと共にお送りする「行方ひさこのLOST ANDFOUNDなキッチン」。仕事でもプライベートでも、たくさんのものを見て、真摯に向き合ってきた彼らたちだからこその、なにかを選択する時の視点やこだわり、ものと向き合う姿勢などを掘り下げていきます。 今回は、料理家であり、代官山の洋食KUCHIBUEのオーナーシェフである坂田阿希子さんをゲストにお招きしました。 坂田阿希子 料理家のアシスタントや、フランス菓子店、フランス料理店で経験を重ね、独立。1998年より料理教室ほか、雑誌や書籍での活動をスタート。2019年11月に代官山に洋食「KUCHIBUE」をオープン。数々のレシピ本を世に送り出す料理家の活動と、オーナーシェフの活動を両立させている。現在も通常営業のほかに、テイクアウトやオンラインでの全国配送商品の展開など、新たなスタイルでもチャレンジし続けている。 洋食KUCHIBUE 東京都渋谷区猿楽町29-10 ヒルサイドテラスC棟15号 03-5422-3028https://www.instagram.com/kuchibue.daikanyama/ 美しいお料理だけでなく、そこにある豊かな時間が想像できるので、私は料理本が大好きです。実際に作るかどうかは別にして、時間を見つけては眺めています。お風呂にも持ち込んで数時間読むこともあるほど、料理本は私の偏愛アイテムなのです。 そんな大好きな料理本の中でも、一番多く持っているのが坂田さん著書。ビジュアルの美しさだけでもテンションが上がりますが、その美しさが自分の生活にどんな影響を与えてくれるだろう……と常に想像力を掻き立ててくれます。今日は、数多くの料理本を世に送り出し、洋食屋のオーナーシェフでもある坂田さんに、REMASTERED ラウンドプレート26とディーププレート22を使って、白い器に映えるデザートを作っていただきました。 日曜日限定、姉妹シェフ インタビュー記事で拝見したことがあるのですが、幼少の頃から料理本が好きすぎて出版社に就職したそうですね。 坂田さん:そうなんです、料理の写真が1つの紙の上に乗った「本」という形がすごく好きで、それを作る人になりたかったんです。最初は編集を目指して出版社に就職したんです。でも、誰かをコーディネートして合わせるという仕事が編集だとすると、私は自分ができることを黙々とやっていく方が向いているなと。編集の仕事に憧れがあったんですけど、全てにきめ細やかに気を遣うことはできない。でも、好きなことは突き詰めてできるタイプだなと。あまり深くは考えていなかったんですけど、料理やお菓子を作ることは、すごく楽しいなと思っていました。向いてない!と気がついてすぐに辞めたんです。 はい、2年と書いてありました(笑)。 坂田さん:そう、2年(笑)。 早い判断ですが、でも作ることが本当に好きだったんですね。 坂田さん:はい、作ることは大好きでした。小学生の時、毎週日曜日は姉と献立を考えて好きなものを作ってもいい日だったんです。平日は「時間がかかるからダメよ。」と言われていたメニューも、日曜日だけは特別に作ってよかった。毎週日曜日のその時間は、1,2年続きましたね。 修行の日々 本当に好きだった料理を仕事にしようと思ったのは、いつ頃だったんでしょう?料理家のアシスタントをされた後、フランス菓子とフレンチレストランで修行をしたと伺いましたが、なぜお菓子とお料理、両方の修行をされたのでしょうか? 坂田さん:最初は、お菓子作りに没頭したんですよね。料理というよりは、お菓子を作ることが楽しくて仕方がなかったので、お菓子屋で働きました。いつも同じスピードとクオリティを当たり前に求められる世界は、とにかく厳しくハードでしたが、鍛えられましたね。2軒のお店で3年ほど修行しました。知識と経験が重なると、だんだんタイミングが体で分かるようになったんです。練習をすると、どんどんできることが増えていく。これが、私には向いていたんですよね。 そのうちに、このレストランで働きたい!と思うシェフが営む、素敵なフレンチレストランを雑誌で見つけたんです。お菓子の技術はすでにあったので、パティシエとして入りました。日本家屋で営む小さなレストランだったので、スタッフも全部で4人ほど。なんでもしなくてはいけない状況だったので、お菓子だけでなく、お料理も少しずつするようになったんです。そこはプロヴァンスのお料理で、とてもおもしろかったけれど偏りもあったので、その後に正統派なフレンチレストランでも修行しました。 自分に根付いているもの 洋食屋をしようと思ったのはいつごろからだったのですか? 坂田さん:洋食屋さんをするとは、少しも思っていませんでした。でも、洋食に行き着く味わいの深さというか、奇をてらった材料を使うわけでも高級食材を使うわけでも、ハーブやスパイスをふんだんに使うわけでもないのに、なぜこんなに美味しいんだろう。そこには、明治時代から日本人の創り上げてきた素晴らしい歴史もあって、白いごはんに合うように考えられている。その背景がすごく大好きなんです。 フランス料理の歴史より、白いごはんに合う、日本人が考案した洋食の歴史に惹かれたんですね。 坂田さん:そう、自分に根付いてる感じ。 父がすごく洋食好きだったので、子供の頃から家族で通っている洋食屋さんがあったんです。休みの日や家族の記念日、お祝い事などで出掛けるのは全て決まった洋食屋に通っていました。洋食の香りや雰囲気、全てが幸せな思い出で、全く嘘がないんですね。クラシックなフランス料理も大好きだけれど、白いごはんが好きな私が1番やりたい料理、それは洋食だなという感じがして。自分に合っていて、自分のやりたい料理とブレていないという気がします。 思い出と共にベーシックに行き着いた...