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行方ひさこのLOST AND FOUNDなスタイル ― スタイリスト、フォトグラファー、クリエイティブディレクター熊谷隆志編

行方ひさこのLOST AND FOUNDなスタイル ― スタイリスト、フォトグラファー、クリエ...

時代を明るくリードしてくれる、様々な分野のプロフェッショナルたち。そんなプロたちが選んだLOST AND FOUNDのアイテムと共にお送りする「行方ひさこのLOST ANDFOUNDなスタイル」。仕事、プライベート共にたくさんのものを見て、真摯に向き合ってきた彼らだからこその、モノを選択する時の視点やこだわり、向き合う姿勢などを掘り下げていきます。 熊谷隆志/くまがい・たかし スタイリスト・クリエイティブディレクター・フォトグラファー 1970年生まれ。渡仏後、1994年に日本でスタイリストとしての活動をスタート。後にフォトグラファーとしての活動も開始する。1998年に自身がディレクターをつとめるファッションブランドGDCをスタートさせる。長年、トップスタイリストとして活躍し、現在も数多くのブランドやプロジェクトを手掛ける。@takashikumagai 「行方ひさこのLOST AND FOUNDなスタイル」2026年第一回目のゲストは、私の師匠とも呼べるボスであり、スタイリスト、フォトグラファー、クリエイティブディレクターの熊谷隆志さんをお迎えします。 ファッションブランドGDC(ジー・ディー・シー)を完全再起動させ、大きな話題となったのは2025年春のこと。GDCと言えば、1998年に一型のTシャツからスタートし、ストリートブランドブームを牽引する存在として一躍有名になりました。当時、スタイリストが作るブランドは珍しく、パイオニア的な存在でもありました。瞬く間にトップブランドへと成長しましたが、2010年ごろにGDCを手放し、その後も熊谷さんご自身は、スタイリストやフォトグラファーとしてはもちろん、さまざまなブランドのディレクションを手掛けられたりと、多方面で活躍されています。 私と熊谷さんの出会いは1990年代後半、ひょんなことからGDCの立ち上げ、そして運営に参画することに。熊谷さんを含む役員3人で立ち上げたGDCを、全くの未経験である私が一緒に伴走することになり、その後10年近くご一緒させていただきました。 あれから15年の時を経て、なぜ、このタイミングでGDCを復活させたのか、ブランド立ち上げ当初や1990年代の話しと共に、目利きである熊谷さんがLOST AND FOUNDの中からセレクトした一品についても話しを伺っていきます。 ひらめいたら、即、行動 行方:「色々な取材で何度も聞かれたと思いますが、GDCを復活させようと思ったきっかけはなんですか?」 熊谷:「色々とブランドのディレクションをしてきたけど、自分のクリエイションが思い通りに出来なくなったから。新しいブランドをゼロイチでやるよりも、過去にやっていたGDCをもう一度再起動するのが手っ取り早いかなと思って。自分のルーツだからね」 行方:「私にとってもルーツだと思っています。地方での撮影や仕事で出会う40歳くらいの男性に『ひさこさんってGDCでしたよね!』と興奮気味に声をかけられることも多いです。しかも、ここ最近が特に多くて、お会いする当日にTシャツを着てきてくれたりするんですよ」 熊谷:「ほぉ、ひさこがGDCだったって知ってる人がいるんだ。一人でやり出してからはセレブ売りじゃなかった?」 行方:「そんな売り方はしてないです(笑)。ゴルフウェアのディレクションもされてますよね。私もゴルフウェアのディレクターを長くしていたので、時期がかぶっていたら面白かったなのになと思っていました。それにしても多岐に渡るご活躍で!相変わらず、たくさんのプロジェクトを同時進行していて驚きます。あまりお会いしていなかったので、少し落ち着かれてるのかなと思ってたけど、全くそんなことはなかったですね(笑)」 熊谷:「ゴルフウェアもやってるし、色々やってる。でも、やっぱり自分だけでできるものではないからね。だから、自分が全てコントロールできるものをやろうと思ったの。それに、全く落ち着いてはないね。GDCを一度やめた時くらいが一番落ち着いていたかもしれない。GDCの後半くらいからサーフィンを始めて、その流れで一旦仕事もプライベートも緩やかになった時期はあったかな」 行方:「サーフボードを作ったり、家具をデザインしたり、植物で庭をデザインしたり、クラフトにいったりと側から見ていると好きなことや趣味をどんどん仕事にしていくバイタリティが本当に半端ないなと昔から思ってました。いつも世間よりちょっと早いし、スピード感も爆速なのでなかなか凡人にはついていけないと思います」 熊谷:「時間がないから趣味を仕事にするしか方法がないの(笑)」 行方:「そうですよね。いつも突然、すごい角度でいろんな豪速球が飛んでくるなって感覚で仕事をしてました。決断力も行動力も全てが速すぎて、一瞬でも気を抜くと、あっという間に置いていかれちゃう。ついていくだけじゃ仕事にならないから、先回りしたり後ろに回ってフォローしたりと、とにかく人生で一番集中していた時期だったように思います。でも、コレクションに出たり、カフェやヨガ教室をやったり…普通の会社ではなかなか経験できないようなことを、ど真ん中でやらせていただいて、かなり幅を広げていただいたと思っています。GDCを離れて、そこからファッション界のいろいろな方々とお仕事をさせていただきましたが、GDCでの経験とスピードが高速すぎて、全てがものすごいスローモーションに見えました(笑)。思いついたらすぐ連絡、そしてすぐに即決!という熊谷さんですが、何かを決める時に大切にしていることはありますか?」 熊谷:「車の運転中にひらめくことが多い」 行方:「ロゴTシャツの言葉やデザインも、急に上から降りてくることが多かったですよね。GDCの記念すべき一番最初のTシャツも、Tシャツでも作ろうかねと集まった最初の打ち合わせの開始3分くらいに『AVA-HA』がいいって言って、そのままデザインに突入したんですよね」 熊谷:「そうだっけ(笑)」 行方:「頭に浮かんだひらめきを、都度都度修正しながらもどんどん動いていくことで、確信がさらに現実的になっていく感じですね。」 熊谷:「直感は大体合ってるんだよね」...

行方ひさこのLOST AND FOUNDなスタイル ― スタイリスト、フォトグラファー、クリエ...

時代を明るくリードしてくれる、様々な分野のプロフェッショナルたち。そんなプロたちが選んだLOST AND FOUNDのアイテムと共にお送りする「行方ひさこのLOST ANDFOUNDなスタイル」。仕事、プライベート共にたくさんのものを見て、真摯に向き合ってきた彼らだからこその、モノを選択する時の視点やこだわり、向き合う姿勢などを掘り下げていきます。 熊谷隆志/くまがい・たかし スタイリスト・クリエイティブディレクター・フォトグラファー 1970年生まれ。渡仏後、1994年に日本でスタイリストとしての活動をスタート。後にフォトグラファーとしての活動も開始する。1998年に自身がディレクターをつとめるファッションブランドGDCをスタートさせる。長年、トップスタイリストとして活躍し、現在も数多くのブランドやプロジェクトを手掛ける。@takashikumagai 「行方ひさこのLOST AND FOUNDなスタイル」2026年第一回目のゲストは、私の師匠とも呼べるボスであり、スタイリスト、フォトグラファー、クリエイティブディレクターの熊谷隆志さんをお迎えします。 ファッションブランドGDC(ジー・ディー・シー)を完全再起動させ、大きな話題となったのは2025年春のこと。GDCと言えば、1998年に一型のTシャツからスタートし、ストリートブランドブームを牽引する存在として一躍有名になりました。当時、スタイリストが作るブランドは珍しく、パイオニア的な存在でもありました。瞬く間にトップブランドへと成長しましたが、2010年ごろにGDCを手放し、その後も熊谷さんご自身は、スタイリストやフォトグラファーとしてはもちろん、さまざまなブランドのディレクションを手掛けられたりと、多方面で活躍されています。 私と熊谷さんの出会いは1990年代後半、ひょんなことからGDCの立ち上げ、そして運営に参画することに。熊谷さんを含む役員3人で立ち上げたGDCを、全くの未経験である私が一緒に伴走することになり、その後10年近くご一緒させていただきました。 あれから15年の時を経て、なぜ、このタイミングでGDCを復活させたのか、ブランド立ち上げ当初や1990年代の話しと共に、目利きである熊谷さんがLOST AND FOUNDの中からセレクトした一品についても話しを伺っていきます。 ひらめいたら、即、行動 行方:「色々な取材で何度も聞かれたと思いますが、GDCを復活させようと思ったきっかけはなんですか?」 熊谷:「色々とブランドのディレクションをしてきたけど、自分のクリエイションが思い通りに出来なくなったから。新しいブランドをゼロイチでやるよりも、過去にやっていたGDCをもう一度再起動するのが手っ取り早いかなと思って。自分のルーツだからね」 行方:「私にとってもルーツだと思っています。地方での撮影や仕事で出会う40歳くらいの男性に『ひさこさんってGDCでしたよね!』と興奮気味に声をかけられることも多いです。しかも、ここ最近が特に多くて、お会いする当日にTシャツを着てきてくれたりするんですよ」 熊谷:「ほぉ、ひさこがGDCだったって知ってる人がいるんだ。一人でやり出してからはセレブ売りじゃなかった?」 行方:「そんな売り方はしてないです(笑)。ゴルフウェアのディレクションもされてますよね。私もゴルフウェアのディレクターを長くしていたので、時期がかぶっていたら面白かったなのになと思っていました。それにしても多岐に渡るご活躍で!相変わらず、たくさんのプロジェクトを同時進行していて驚きます。あまりお会いしていなかったので、少し落ち着かれてるのかなと思ってたけど、全くそんなことはなかったですね(笑)」 熊谷:「ゴルフウェアもやってるし、色々やってる。でも、やっぱり自分だけでできるものではないからね。だから、自分が全てコントロールできるものをやろうと思ったの。それに、全く落ち着いてはないね。GDCを一度やめた時くらいが一番落ち着いていたかもしれない。GDCの後半くらいからサーフィンを始めて、その流れで一旦仕事もプライベートも緩やかになった時期はあったかな」 行方:「サーフボードを作ったり、家具をデザインしたり、植物で庭をデザインしたり、クラフトにいったりと側から見ていると好きなことや趣味をどんどん仕事にしていくバイタリティが本当に半端ないなと昔から思ってました。いつも世間よりちょっと早いし、スピード感も爆速なのでなかなか凡人にはついていけないと思います」 熊谷:「時間がないから趣味を仕事にするしか方法がないの(笑)」 行方:「そうですよね。いつも突然、すごい角度でいろんな豪速球が飛んでくるなって感覚で仕事をしてました。決断力も行動力も全てが速すぎて、一瞬でも気を抜くと、あっという間に置いていかれちゃう。ついていくだけじゃ仕事にならないから、先回りしたり後ろに回ってフォローしたりと、とにかく人生で一番集中していた時期だったように思います。でも、コレクションに出たり、カフェやヨガ教室をやったり…普通の会社ではなかなか経験できないようなことを、ど真ん中でやらせていただいて、かなり幅を広げていただいたと思っています。GDCを離れて、そこからファッション界のいろいろな方々とお仕事をさせていただきましたが、GDCでの経験とスピードが高速すぎて、全てがものすごいスローモーションに見えました(笑)。思いついたらすぐ連絡、そしてすぐに即決!という熊谷さんですが、何かを決める時に大切にしていることはありますか?」 熊谷:「車の運転中にひらめくことが多い」 行方:「ロゴTシャツの言葉やデザインも、急に上から降りてくることが多かったですよね。GDCの記念すべき一番最初のTシャツも、Tシャツでも作ろうかねと集まった最初の打ち合わせの開始3分くらいに『AVA-HA』がいいって言って、そのままデザインに突入したんですよね」 熊谷:「そうだっけ(笑)」 行方:「頭に浮かんだひらめきを、都度都度修正しながらもどんどん動いていくことで、確信がさらに現実的になっていく感じですね。」 熊谷:「直感は大体合ってるんだよね」...

みんなで握るおにぎりが更なる循環の輪をつくる〜「ごちそう!おにぎり店」イベントレポート

みんなで握るおにぎりが更なる循環の輪をつくる〜「ごちそう!おにぎり店」イベントレポート

10月26日(日)にLOST AND FOUND 地下1階 NIKKO ショールームにて、「てのしま」が美味しく炊いた「BONEARTH米」を皆さんとともに心を込めてにぎり、BONEARTH野菜を使ったとっておきのおかずを豚汁とともにお楽しみいただく「ごちそう!おにぎり店」が開催されました。 ご夫婦、お一人、お子様とご一緒とそれぞれにご参加された皆さんと、大きな1つのテーブルを囲んで和気あいあいとした雰囲気で行われたスペシャルなイベントの様子と、BONEARTH米&野菜の情報をお届けします。 みんなで一緒におにぎりを握る、特別な時間 三升炊ける大きな炊飯器で炊き上げたお米はふっくら艶やか 「ごちそう!おにぎり店」は、10月に新米の季節を迎えるにあたり、BONEARTH米を通して年齢や性別を問わずさまざまな人に食の循環を広めたいと、てのしまさんに相談をして叶ったイベントです。BONEARTH米のことを知っていただくだけでなく、楽しく美味しい体験ができるイベントにしたいと思い、「みんなでおにぎりを握ろう」と決まってから、期待いっぱいで準備をしてきました。 3回に分けて行われた今回のイベントは、料理長の林亮平さんから「僕は、おにぎりが一番好きな食べ物です!」という挨拶から和やかに始まりました。そして、美味しいおにぎりを作るための洗米から炊飯までの秘訣を教えていただきました。 まずお米を洗うときは、はじめの水は素早く捨てて軽くすすぐことからスタート。最近では生米にあまり糠がついていないことが多いので、洗いすぎは厳禁です。「研ぐ」というよりも「お水でやさしく洗う」程度で良いそう。そして、新米を炊くときには、1合につきスプーン1杯分くらいの水を減らすと、ふっくら美味しく炊き上がります。この時、炊き上がったごはんはかき混ぜすぎると粘りが出てしまうので要注意。ひとつまみの塩(2合で小さじ1)を入れると、握るときに手に塩をつけずにできます。これだけ気をつけたら、いつものおにぎりがもっと美味しくなるはず! 林さんの「優しくぎゅっと手前にまわしながら握っていくんだよ」というアドバイスで、小さいお子様も自分でおにぎりを上手に握っていたのが印象的でした。 会話が広がり、おにぎりの力で一つの大きな集団のように 艶やかに大きく育ったBONEARTH野菜たち 今回のイベントで使用した野菜のほとんどは、捨てられる食器をリサイクルした肥料「BONEARTH」で育てられたものです。イベント直前に気温が一気に低下したことで野菜の出来に不安を抱く瞬間もありましたが、想いが届き、とても元気な野菜が届けられました。林さんご夫婦からも、「届いて箱を開けたら、あまりに立派で驚きました。すごくいいですね!」とお墨付きをいただきました。 今回の野菜とお米はBONEARTHを肥料として使っている2つの農家から取り寄せました。 一つは軽井沢の標高1000メートルのところにある遠山農園。育てる野菜は全て露地栽培で、徹底して無農薬で栽培をしています。遠山農園の野菜たちはスーパーには並ばず、軽井沢の直売所又は直接お店やお客様へ発送をしています。葉野菜、根菜から蕎麦まで幅広くたくさんの野菜を栽培販売し、近所の農家からの野菜もセットで販売したり、マスタードや蕎麦打ちなど季節ごとにワークショップも開催したりと意欲的な活動をされています。 工場で割れたり破損したりした食器を肥料として甦らせることで食の循環を促す「BONEARTH」 本日の主役、BONEARTH米 もう一つは、主にBONEARTH米を生産している農家、グリーンサポート出村さんです。NIKKOの本社がある白山市にある鳥越地域で、2年前に田んぼ5枚からBONEARTH米の栽培をスタートした農家です。鳥越地域は山間部で寒暖差が大きく、白山おろしと呼ばれる山風、朝日が早くのぼり夕日が落ちるのが早いなど、昔からおいしいお米ができると言われています。元々、NIKKOスタッフがこちらのお米を好んで購入していたところが始まりで、BONEARTHを使っていただくようになりました。 グリーンサポート出村さんが米農家になったきっかけは、20年ほど前の平成の米騒動。今まで普通に食べていたお米が食べられなくなり、タイ米などが輸入され食べてみたところ、「こんなまずい米は食べたくない!」「自分で作ろう!」と農家に転身。コシヒカリ、ゆめみずほ(石川県の早生品種)、餅米などを栽培されています。今回のおにぎり店では、コシヒカリの新米を送っていただきました。 NIKKOは、今年からグリーンサポート出村さんのところで「田んぼオーナー制度」を始めました。これは、田んぼの一区画を借りて稲作を体験し、収穫した米を受け取ることができる仕組みのことです。「農家応援、持続可能な農業のため、仮に不作であっても米を買い取りたい」という提案したところ、ご快諾いただけました。5月には「田植え体験」、9月末には「稲刈り体験」を行ない、しっかりご指導をいただいてきました。 冬の訪れを感じる、少し肌寒い天気のもとで行われた今回の「ごちそう!おにぎり店」。食育を大切に思っている「てのしま」ならではの、子供達がムードメーカーになり、会場は美味しく楽しい空気に満ちていました。みんなでテーブル囲み、知らない人同士がおにぎりによってつながっていく温かい時間。最後の回は、イベントの終わりに参加者ほぼ全員でSNSのグループを作るほどに! 白い器に盛り付けられた豪華なおかずは、甘酢漬けやだし巻き卵、サヴォイキャベツを使ったロールキャベツから豚汁まで合計10品!塩おにぎりに合わせて、何度もおかずをおかわりする方が続出する、まさに「ごちそう!おにぎり店」となりました。 BONEARTH野菜で作られた絶品おかず NIKKOは、生産者から消費者まですべての人がつながり、楽しみながら持続可能な「食の未来」について考えるための活動を続けています。その一環として「BONEARTH」を使った様々な農作物を育て、今回のような取り組みへ繋げています。おにぎりの輪が、更なる循環へと広がっていきますように。 text Hisako Namekataedit...

みんなで握るおにぎりが更なる循環の輪をつくる〜「ごちそう!おにぎり店」イベントレポート

10月26日(日)にLOST AND FOUND 地下1階 NIKKO ショールームにて、「てのしま」が美味しく炊いた「BONEARTH米」を皆さんとともに心を込めてにぎり、BONEARTH野菜を使ったとっておきのおかずを豚汁とともにお楽しみいただく「ごちそう!おにぎり店」が開催されました。 ご夫婦、お一人、お子様とご一緒とそれぞれにご参加された皆さんと、大きな1つのテーブルを囲んで和気あいあいとした雰囲気で行われたスペシャルなイベントの様子と、BONEARTH米&野菜の情報をお届けします。 みんなで一緒におにぎりを握る、特別な時間 三升炊ける大きな炊飯器で炊き上げたお米はふっくら艶やか 「ごちそう!おにぎり店」は、10月に新米の季節を迎えるにあたり、BONEARTH米を通して年齢や性別を問わずさまざまな人に食の循環を広めたいと、てのしまさんに相談をして叶ったイベントです。BONEARTH米のことを知っていただくだけでなく、楽しく美味しい体験ができるイベントにしたいと思い、「みんなでおにぎりを握ろう」と決まってから、期待いっぱいで準備をしてきました。 3回に分けて行われた今回のイベントは、料理長の林亮平さんから「僕は、おにぎりが一番好きな食べ物です!」という挨拶から和やかに始まりました。そして、美味しいおにぎりを作るための洗米から炊飯までの秘訣を教えていただきました。 まずお米を洗うときは、はじめの水は素早く捨てて軽くすすぐことからスタート。最近では生米にあまり糠がついていないことが多いので、洗いすぎは厳禁です。「研ぐ」というよりも「お水でやさしく洗う」程度で良いそう。そして、新米を炊くときには、1合につきスプーン1杯分くらいの水を減らすと、ふっくら美味しく炊き上がります。この時、炊き上がったごはんはかき混ぜすぎると粘りが出てしまうので要注意。ひとつまみの塩(2合で小さじ1)を入れると、握るときに手に塩をつけずにできます。これだけ気をつけたら、いつものおにぎりがもっと美味しくなるはず! 林さんの「優しくぎゅっと手前にまわしながら握っていくんだよ」というアドバイスで、小さいお子様も自分でおにぎりを上手に握っていたのが印象的でした。 会話が広がり、おにぎりの力で一つの大きな集団のように 艶やかに大きく育ったBONEARTH野菜たち 今回のイベントで使用した野菜のほとんどは、捨てられる食器をリサイクルした肥料「BONEARTH」で育てられたものです。イベント直前に気温が一気に低下したことで野菜の出来に不安を抱く瞬間もありましたが、想いが届き、とても元気な野菜が届けられました。林さんご夫婦からも、「届いて箱を開けたら、あまりに立派で驚きました。すごくいいですね!」とお墨付きをいただきました。 今回の野菜とお米はBONEARTHを肥料として使っている2つの農家から取り寄せました。 一つは軽井沢の標高1000メートルのところにある遠山農園。育てる野菜は全て露地栽培で、徹底して無農薬で栽培をしています。遠山農園の野菜たちはスーパーには並ばず、軽井沢の直売所又は直接お店やお客様へ発送をしています。葉野菜、根菜から蕎麦まで幅広くたくさんの野菜を栽培販売し、近所の農家からの野菜もセットで販売したり、マスタードや蕎麦打ちなど季節ごとにワークショップも開催したりと意欲的な活動をされています。 工場で割れたり破損したりした食器を肥料として甦らせることで食の循環を促す「BONEARTH」 本日の主役、BONEARTH米 もう一つは、主にBONEARTH米を生産している農家、グリーンサポート出村さんです。NIKKOの本社がある白山市にある鳥越地域で、2年前に田んぼ5枚からBONEARTH米の栽培をスタートした農家です。鳥越地域は山間部で寒暖差が大きく、白山おろしと呼ばれる山風、朝日が早くのぼり夕日が落ちるのが早いなど、昔からおいしいお米ができると言われています。元々、NIKKOスタッフがこちらのお米を好んで購入していたところが始まりで、BONEARTHを使っていただくようになりました。 グリーンサポート出村さんが米農家になったきっかけは、20年ほど前の平成の米騒動。今まで普通に食べていたお米が食べられなくなり、タイ米などが輸入され食べてみたところ、「こんなまずい米は食べたくない!」「自分で作ろう!」と農家に転身。コシヒカリ、ゆめみずほ(石川県の早生品種)、餅米などを栽培されています。今回のおにぎり店では、コシヒカリの新米を送っていただきました。 NIKKOは、今年からグリーンサポート出村さんのところで「田んぼオーナー制度」を始めました。これは、田んぼの一区画を借りて稲作を体験し、収穫した米を受け取ることができる仕組みのことです。「農家応援、持続可能な農業のため、仮に不作であっても米を買い取りたい」という提案したところ、ご快諾いただけました。5月には「田植え体験」、9月末には「稲刈り体験」を行ない、しっかりご指導をいただいてきました。 冬の訪れを感じる、少し肌寒い天気のもとで行われた今回の「ごちそう!おにぎり店」。食育を大切に思っている「てのしま」ならではの、子供達がムードメーカーになり、会場は美味しく楽しい空気に満ちていました。みんなでテーブル囲み、知らない人同士がおにぎりによってつながっていく温かい時間。最後の回は、イベントの終わりに参加者ほぼ全員でSNSのグループを作るほどに! 白い器に盛り付けられた豪華なおかずは、甘酢漬けやだし巻き卵、サヴォイキャベツを使ったロールキャベツから豚汁まで合計10品!塩おにぎりに合わせて、何度もおかずをおかわりする方が続出する、まさに「ごちそう!おにぎり店」となりました。 BONEARTH野菜で作られた絶品おかず NIKKOは、生産者から消費者まですべての人がつながり、楽しみながら持続可能な「食の未来」について考えるための活動を続けています。その一環として「BONEARTH」を使った様々な農作物を育て、今回のような取り組みへ繋げています。おにぎりの輪が、更なる循環へと広がっていきますように。 text Hisako Namekataedit...

ESSENTIAL TOOLS 2025 目利きたちの見立て|スタイリスト・田中 美和子さん編

ESSENTIAL TOOLS 2025 目利きたちの見立て|スタイリスト・田中 美和子さん編

「LOST AND FOUND」オープン4周年を記念したマーケットイベント「ESSENTIAL TOOLS 2025」が、TOKYO STOREで盛り上がりを見せている中、皆さんが気になるアイテムについて、セレクター・小林和人さんが信頼する目利きたちに見立てていただきました。小林さんが商品を紹介しながら、対談形式でお届けします。今回はファッションやインテリア、フードスタイリングなど、ライフスタイル全般におけるシーンのスタイリングを手がけるスタイリスト・田中 美和子さんです。LOST AND FOUNDでは、4年前のブランドローンチという大切なタイミングで、ホームページやSNSのビジュアル用スタイリングを手がけていただきました。 田中美和子/たなか・みわこ スタイリストファッションからインテリアまでライフスタイル全般のスタイリングを手がける。 雑誌、広告、TVCMなどの撮影のスタイリングの他、ディスプレイ、住宅や施設などのインテリア、ライフスタイルのアドバイザーとしての仕事もしている。学生時代の恩師の影響もあり始めたスキーが冬の趣味、雪の日が待ち遠しい。 小林さん:「最初に美和子さんに聞きたかったのが、スタイリングにおけるもの選びと自分の生活で使うもの選びの視点はどう違うのかということです」 田中さん:「もの選びの視点はあまり変わらない気がします。描きたいシーンと理想の暮らしの形があまりにも違うことがない限りは、大体のことを私の“好き”で選んでいる気がします」 小林さん:「それは潔いです。 “好き”かどうかって一番ブレない軸ですもんね。特に探していたものじゃなくても、たまたま好きだなと思うものに出会ったら買う方ですか?」 田中さん:「仕事でその時必要でなくても、自分用なら買いますね。とりあえず買う作戦に出ちゃいます。後から用事を与えられるといいなと思って、それを買い物の言い訳のひとつにしています。 『使ってみたいな』『いいな』と思った気持ちは大事にしたいです」 小林さん:「いいですね。自分用にはピンときたものを。今回の企画の中では何がピンときましたか?」 【ガラス瓶】 田中さん:「(ねじ口瓶を手に取り)これ!好きですね。何用なんですか?」 小林さん:「このボトルはおそらく薬品用として使われていたものです」 田中さん:「そうなんですね。私の場合、薬品ボトルだから薬品を入れなきゃいけないということはあまり考えず、『お!いいね!』とピンときたら買ってしまいます。何を入れるか決まってないから、とりあえず格好がつきそうな数だけ買うんです。これはずらっと並んでいた方が好きだと思うものと、1個で大丈夫というものがあります。 どんなシーンというわけでもなく、そのものの持っている姿で決めていますね…」 小林さん:「パッと思い描けるというのが、“スタイリスト脳”ですね」 田中さん:「いやいや、お買い物の時はみんなそれぞれ何かを想像していると思いますよ。その機会が多いか少ないかくらいかと思います」 【導電シリーズ】 田中さん:「この(導電)シリーズも好きです。実際に別のものにはなりますがこのポリタンクは水を入れて玄関のドアストッパーとして使っています。持ち手があるから移動しやすいんです。家と事務所用に二つ持っています。ソフトなのでドアあたりもやさしくていいんです」 小林さん:「ドアの気持ちを考えるなんてやさしいですね」 田中さん:「(笑) ものの移動が多いせいか、梱包のくせからか、ものの気持ちになることは無意識にやっていると思います。作業中、たまに物に謝ったりして…。このタンクは玄関ドア用なので、ほぼ毎日使っています。私の場合、『行ってきます!』のときの仕事道具の量が多く手がふさがるので、玄関のドアはドアストッパーをしてフルオープンにします」...

ESSENTIAL TOOLS 2025 目利きたちの見立て|スタイリスト・田中 美和子さん編

「LOST AND FOUND」オープン4周年を記念したマーケットイベント「ESSENTIAL TOOLS 2025」が、TOKYO STOREで盛り上がりを見せている中、皆さんが気になるアイテムについて、セレクター・小林和人さんが信頼する目利きたちに見立てていただきました。小林さんが商品を紹介しながら、対談形式でお届けします。今回はファッションやインテリア、フードスタイリングなど、ライフスタイル全般におけるシーンのスタイリングを手がけるスタイリスト・田中 美和子さんです。LOST AND FOUNDでは、4年前のブランドローンチという大切なタイミングで、ホームページやSNSのビジュアル用スタイリングを手がけていただきました。 田中美和子/たなか・みわこ スタイリストファッションからインテリアまでライフスタイル全般のスタイリングを手がける。 雑誌、広告、TVCMなどの撮影のスタイリングの他、ディスプレイ、住宅や施設などのインテリア、ライフスタイルのアドバイザーとしての仕事もしている。学生時代の恩師の影響もあり始めたスキーが冬の趣味、雪の日が待ち遠しい。 小林さん:「最初に美和子さんに聞きたかったのが、スタイリングにおけるもの選びと自分の生活で使うもの選びの視点はどう違うのかということです」 田中さん:「もの選びの視点はあまり変わらない気がします。描きたいシーンと理想の暮らしの形があまりにも違うことがない限りは、大体のことを私の“好き”で選んでいる気がします」 小林さん:「それは潔いです。 “好き”かどうかって一番ブレない軸ですもんね。特に探していたものじゃなくても、たまたま好きだなと思うものに出会ったら買う方ですか?」 田中さん:「仕事でその時必要でなくても、自分用なら買いますね。とりあえず買う作戦に出ちゃいます。後から用事を与えられるといいなと思って、それを買い物の言い訳のひとつにしています。 『使ってみたいな』『いいな』と思った気持ちは大事にしたいです」 小林さん:「いいですね。自分用にはピンときたものを。今回の企画の中では何がピンときましたか?」 【ガラス瓶】 田中さん:「(ねじ口瓶を手に取り)これ!好きですね。何用なんですか?」 小林さん:「このボトルはおそらく薬品用として使われていたものです」 田中さん:「そうなんですね。私の場合、薬品ボトルだから薬品を入れなきゃいけないということはあまり考えず、『お!いいね!』とピンときたら買ってしまいます。何を入れるか決まってないから、とりあえず格好がつきそうな数だけ買うんです。これはずらっと並んでいた方が好きだと思うものと、1個で大丈夫というものがあります。 どんなシーンというわけでもなく、そのものの持っている姿で決めていますね…」 小林さん:「パッと思い描けるというのが、“スタイリスト脳”ですね」 田中さん:「いやいや、お買い物の時はみんなそれぞれ何かを想像していると思いますよ。その機会が多いか少ないかくらいかと思います」 【導電シリーズ】 田中さん:「この(導電)シリーズも好きです。実際に別のものにはなりますがこのポリタンクは水を入れて玄関のドアストッパーとして使っています。持ち手があるから移動しやすいんです。家と事務所用に二つ持っています。ソフトなのでドアあたりもやさしくていいんです」 小林さん:「ドアの気持ちを考えるなんてやさしいですね」 田中さん:「(笑) ものの移動が多いせいか、梱包のくせからか、ものの気持ちになることは無意識にやっていると思います。作業中、たまに物に謝ったりして…。このタンクは玄関ドア用なので、ほぼ毎日使っています。私の場合、『行ってきます!』のときの仕事道具の量が多く手がふさがるので、玄関のドアはドアストッパーをしてフルオープンにします」...

ESSENTIAL TOOLS 2025 目利きたちの見立て|プロダクトデザイナー・鈴木 元さん編

ESSENTIAL TOOLS 2025 目利きたちの見立て|プロダクトデザイナー・鈴木 元さん編

「LOST AND FOUND」オープン4周年を記念したマーケットイベント「ESSENTIAL TOOLS 2025」が、TOKYO STOREで盛り上がりを見せている中、皆さんが気になるアイテムについてを、セレクター・小林和人さんが信頼する目利きたちに見立てていただきました。小林さんが商品を紹介しながら、対談形式でお届けします。今回は日用品や家具、家電など、生活のためのプロダクトデザインを行い、国内外で活躍するプロダクトデザイナー・鈴木 元さんです。専門職の現場で使われるプロユースの道具たちをデザインから読み解く、鈴木さんならではの視点をお楽しみください。 鈴木元/すずき・げん 1975年生まれ。プロダクトデザイナー。金沢美術工芸大学卒業。Royal College of Art, Design Products科修了。パナソニック株式会社、IDEOロンドン、ボストンオフィスを経て2014年にGEN SUZUKI STUDIOを設立。スタジオを自宅に併設し、生活とデザインを隔てないアプローチで、Herman Miller, Casper, Omronなど国内外の企業と協業している。GERMAN DESIGN AWARD金賞、IDEA賞金賞、クーパーヒューイット国立デザイン美術館永久収蔵など受賞多数。多摩美術大学、武蔵野美術大学非常勤講師。2023年 英D&AD賞プロダクト部門審査委員長。サステナブルな社会における新しいライフスタイルを提案するプロダクト「NIKKO Table Planter™(テーブルプランター)」シリーズで「HACHI」のデザイン設計を務める。 Instagram:@gen__suzuki 鈴木さん:「LOST AND FOUNDのセレクションは業務用っぽい雰囲気として共感しています」 小林:「それは嬉しいですね。LOST AND...

ESSENTIAL TOOLS 2025 目利きたちの見立て|プロダクトデザイナー・鈴木 元さん編

「LOST AND FOUND」オープン4周年を記念したマーケットイベント「ESSENTIAL TOOLS 2025」が、TOKYO STOREで盛り上がりを見せている中、皆さんが気になるアイテムについてを、セレクター・小林和人さんが信頼する目利きたちに見立てていただきました。小林さんが商品を紹介しながら、対談形式でお届けします。今回は日用品や家具、家電など、生活のためのプロダクトデザインを行い、国内外で活躍するプロダクトデザイナー・鈴木 元さんです。専門職の現場で使われるプロユースの道具たちをデザインから読み解く、鈴木さんならではの視点をお楽しみください。 鈴木元/すずき・げん 1975年生まれ。プロダクトデザイナー。金沢美術工芸大学卒業。Royal College of Art, Design Products科修了。パナソニック株式会社、IDEOロンドン、ボストンオフィスを経て2014年にGEN SUZUKI STUDIOを設立。スタジオを自宅に併設し、生活とデザインを隔てないアプローチで、Herman Miller, Casper, Omronなど国内外の企業と協業している。GERMAN DESIGN AWARD金賞、IDEA賞金賞、クーパーヒューイット国立デザイン美術館永久収蔵など受賞多数。多摩美術大学、武蔵野美術大学非常勤講師。2023年 英D&AD賞プロダクト部門審査委員長。サステナブルな社会における新しいライフスタイルを提案するプロダクト「NIKKO Table Planter™(テーブルプランター)」シリーズで「HACHI」のデザイン設計を務める。 Instagram:@gen__suzuki 鈴木さん:「LOST AND FOUNDのセレクションは業務用っぽい雰囲気として共感しています」 小林:「それは嬉しいですね。LOST AND...

LOST AND FOUNDオープン4周年企画 ESSENTIAL TOOLS 2025 平林 奈緒美さん×⼩林 和⼈さん 対談

LOST AND FOUNDオープン4周年企画 ESSENTIAL TOOLS 2025 平林...

LOST AND FOUNDでは、オープン4周年を記念して、プロユースの道具たちの価値を新たな角度で見つめ直すマーケットイベント「ESSENTIAL TOOLS 2025」を開催しています。日常では目に触れる機会が少ない、専門職の現場で使われるプロユースの道具たち。このESSENTIAL <=欠かせない、本質的>な存在を生活に取り込んだとき、利便性やデザイン性など、新たな角度でその価値を見つめ直すことができるのではないか。そんな視点でアートディレクター・平林奈緒美さんと、セレクター・小林和人さん(Roundabout, OUTBOUND オーナー)がアイテムを選びました。今回はお二人が選んだそれぞれの道具の魅力についてお話しいただきました。 プロユースの道具を深掘り。 小林さん:「オープン1周年企画として立ち上がり、大人気となったマーケットイベント「BAZAAR」で何度かチームで買い付けをするうち、ある程度掘り出し尽くしたと感じ始めてきました。そんな中で、企画とは関係なく平林さんがいつも国内外の業務ツールのサイトや商品カタログを見ていて、そのリサーチ習慣から見つけた日本未上陸のイタリアのテープカッターが話題になったんですよね」 平林さん:「テープカッターは何年も気にいるものを探していたんです。ついに見つけたものをインスタにアップしたりしていたのですが、気づいたら日本で取り扱われるようになっていて。業務用の素っ気ないデザインのものって魅力があるんだなと改めて思いました」 小林さん:「そこから、日常の暮らしではあまり目にしない業務用製品の魅力を伝えると楽しいのではないか、ということでこの企画が生まれたんでしたね」 小さなものの収納に、瓶シリーズ 小林さん:「こうして二人それぞれが選んだものを並べてみると、不思議と一体感がありますね。まず平林さんがガラス瓶を色々と探しているという話をされていたので、僕は赤いボトルキャリアを選んでみました。サイズがちょうどでしたね。調味料などの瓶ものを収納するのに便利ですし、例えば困りがちな掃除機の替ノズルの収納なんかにもいかがでしょうか。平林さんが選んだこの瓶は蓋の質感がいいですね!」 平林さん:「そうなんです。特に透明の蓋が良いなと思って。そして私的にはこの頭でっかちなフォルムとフタのリブのピッチがたまらないんですよね」 小林さん:「確かに、リブの幅やピッチは重要ですよね。今回、平林さんが選んだ瓶類はサイズによってまた印象が変わるのが興味深いです。牛乳瓶の飲み口の量感もいいなと改めて感じました。デスク周りのものを小分けするのにも使えそうです」 平林さん:「瓶って液体以外にも意外といろんなものに使えるなと思っていて。例えば海外に行くといまだに瓶入りのヨーグルトが普通に売っているんですが、そういった瓶も、クリップなどの小さなものを入れるのに便利だったりしますね」 用途選びが楽しい 真っ黒な「導電」シリーズ 小林さん:「そして何と言っても平林さんの黒い容器群。これらのものは『導電タイプ』と呼ばれているとは今回初めて知りましたが、こうやって揃うととてもいいですね」 平林さん:「静電気を嫌う電子部品等の搬送、保管に適した容器のことなんですが、このタイプは基本的に色が黒いんです。容器以外にもテープディスペンサーとかゴミ箱など色々なアイテムがあって、導電グッズだけでフェアができるんじゃないかと思っています」 小林さん:「タッパーだとここまで大きなものはなかなかないですしね。何をいれましょうか。やっぱり工具系でしょうか」 平林さん:「この0.9Lのサイズはトイレクイックルを入れるのにぴったりなんです」 小林さん:「なるほど〜!ぴったりですね。乾かないですし、これは究極のトイレクイックル入れですね」 平林さん:「少し大きな1.5Lタイプはコーヒーフィルターを入れて使っています。ボトルタイプの2Lは粉末の洗剤などを入れるのに便利。大きなタンクは災害時に水を運んだり、水を入れて使えばストッパーや錘にもなります」 小林さん:「流石!全てピンポイントで用途があるとは!2Lタイプの筒型はダンベル代わりにもいいんじゃないでしょうか。置いてあっても嫌じゃないし、コソッと筋トレしたい人へ(笑)。約10種類とサイズや形が様々にあるので、ぴったりの用途を考えるのが楽しそうですね」 暮らしに欠かせない、コンテナやツールボックス 平林さん:「小林さんがセレクトされたこのコンテナはキッチンのストックルームに置いて、お米とかパスタみたいなものを入れるのに良さそうですね」 小林さん:「なるほど!いわれてみれば確かに、食品系などにも使えそうですね」 小林さん:「このHAZETというドイツの工具メーカーのツールボックスもおすすめです。リモートワークの方が増えたと思うので、仕事道具など、パソコンの充電器も入れて家の中を移動できます」...

LOST AND FOUNDオープン4周年企画 ESSENTIAL TOOLS 2025 平林...

LOST AND FOUNDでは、オープン4周年を記念して、プロユースの道具たちの価値を新たな角度で見つめ直すマーケットイベント「ESSENTIAL TOOLS 2025」を開催しています。日常では目に触れる機会が少ない、専門職の現場で使われるプロユースの道具たち。このESSENTIAL <=欠かせない、本質的>な存在を生活に取り込んだとき、利便性やデザイン性など、新たな角度でその価値を見つめ直すことができるのではないか。そんな視点でアートディレクター・平林奈緒美さんと、セレクター・小林和人さん(Roundabout, OUTBOUND オーナー)がアイテムを選びました。今回はお二人が選んだそれぞれの道具の魅力についてお話しいただきました。 プロユースの道具を深掘り。 小林さん:「オープン1周年企画として立ち上がり、大人気となったマーケットイベント「BAZAAR」で何度かチームで買い付けをするうち、ある程度掘り出し尽くしたと感じ始めてきました。そんな中で、企画とは関係なく平林さんがいつも国内外の業務ツールのサイトや商品カタログを見ていて、そのリサーチ習慣から見つけた日本未上陸のイタリアのテープカッターが話題になったんですよね」 平林さん:「テープカッターは何年も気にいるものを探していたんです。ついに見つけたものをインスタにアップしたりしていたのですが、気づいたら日本で取り扱われるようになっていて。業務用の素っ気ないデザインのものって魅力があるんだなと改めて思いました」 小林さん:「そこから、日常の暮らしではあまり目にしない業務用製品の魅力を伝えると楽しいのではないか、ということでこの企画が生まれたんでしたね」 小さなものの収納に、瓶シリーズ 小林さん:「こうして二人それぞれが選んだものを並べてみると、不思議と一体感がありますね。まず平林さんがガラス瓶を色々と探しているという話をされていたので、僕は赤いボトルキャリアを選んでみました。サイズがちょうどでしたね。調味料などの瓶ものを収納するのに便利ですし、例えば困りがちな掃除機の替ノズルの収納なんかにもいかがでしょうか。平林さんが選んだこの瓶は蓋の質感がいいですね!」 平林さん:「そうなんです。特に透明の蓋が良いなと思って。そして私的にはこの頭でっかちなフォルムとフタのリブのピッチがたまらないんですよね」 小林さん:「確かに、リブの幅やピッチは重要ですよね。今回、平林さんが選んだ瓶類はサイズによってまた印象が変わるのが興味深いです。牛乳瓶の飲み口の量感もいいなと改めて感じました。デスク周りのものを小分けするのにも使えそうです」 平林さん:「瓶って液体以外にも意外といろんなものに使えるなと思っていて。例えば海外に行くといまだに瓶入りのヨーグルトが普通に売っているんですが、そういった瓶も、クリップなどの小さなものを入れるのに便利だったりしますね」 用途選びが楽しい 真っ黒な「導電」シリーズ 小林さん:「そして何と言っても平林さんの黒い容器群。これらのものは『導電タイプ』と呼ばれているとは今回初めて知りましたが、こうやって揃うととてもいいですね」 平林さん:「静電気を嫌う電子部品等の搬送、保管に適した容器のことなんですが、このタイプは基本的に色が黒いんです。容器以外にもテープディスペンサーとかゴミ箱など色々なアイテムがあって、導電グッズだけでフェアができるんじゃないかと思っています」 小林さん:「タッパーだとここまで大きなものはなかなかないですしね。何をいれましょうか。やっぱり工具系でしょうか」 平林さん:「この0.9Lのサイズはトイレクイックルを入れるのにぴったりなんです」 小林さん:「なるほど〜!ぴったりですね。乾かないですし、これは究極のトイレクイックル入れですね」 平林さん:「少し大きな1.5Lタイプはコーヒーフィルターを入れて使っています。ボトルタイプの2Lは粉末の洗剤などを入れるのに便利。大きなタンクは災害時に水を運んだり、水を入れて使えばストッパーや錘にもなります」 小林さん:「流石!全てピンポイントで用途があるとは!2Lタイプの筒型はダンベル代わりにもいいんじゃないでしょうか。置いてあっても嫌じゃないし、コソッと筋トレしたい人へ(笑)。約10種類とサイズや形が様々にあるので、ぴったりの用途を考えるのが楽しそうですね」 暮らしに欠かせない、コンテナやツールボックス 平林さん:「小林さんがセレクトされたこのコンテナはキッチンのストックルームに置いて、お米とかパスタみたいなものを入れるのに良さそうですね」 小林さん:「なるほど!いわれてみれば確かに、食品系などにも使えそうですね」 小林さん:「このHAZETというドイツの工具メーカーのツールボックスもおすすめです。リモートワークの方が増えたと思うので、仕事道具など、パソコンの充電器も入れて家の中を移動できます」...

MING TREE Ⅱ発売記念 グラフィックデザイナー・小林一毅さんインタビュー

MING TREE Ⅱ発売記念 グラフィックデザイナー・小林一毅さんインタビュー

NIKKOが1957年に発売した生命の樹を絵柄にした「ミングトゥリー」という歴史あるコレクションを、グラフィックデザイナー・小林一毅氏のデザインによって「MING TREE Ⅱ(ミングトゥリー  セカンドエディション)」として発売することを記念して、スペシャルインタビューをお届けします。 小林一毅/こばやし・いっき グラフィックデザイナー。1992年滋賀県生まれ。女子美術大学、多摩美術大学非常勤講師。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業後、資生堂クリエイティブ本部でのデザイナー勤務を経て、2019年独立。2024年、南方書局より画集「言葉が立ち上がるまえに」を刊行。2026年1月には南方書局より画集「小さなウインドウで見る」を刊行予定。Instagram:@kobayashi.ikki ーー通常ひとつのお皿のコレクションを作るのには、約半年ほどの期間をかけますが、「MING TREE Ⅱ」のプロジェクトには約1年もの歳月がかかりましたね。一毅さん:「はい、何枚も何枚も描きましたね。図案を描く行為というのは、僕の場合その日のコンディションに結構左右されるんですね。いい線が引けるようになるまでに数日はかかります。ひと線目ですぐにパッといい線が引けるわけではなくて、ある程度集中して描き続けることで良くなるし、期間があいてしまうとどうしても線質が落ちてしまうんです」 ーーベースの図案が決まるまでは描き続けたということですね。一毅さん:「そうですね。どうしても手の動かし方などで少し変わったりして、前に描いたものと統一感がなくなってしまったりということが起こりうるんです」 ーーパソコンでグラフィックを起こして…ではなく、一つひとつ手描きで作っていく工程によって、NIKKOとしても思い入れがどんどん深くなっていきました。一毅さん:「僕にとってもそう言えます。手が覚えるという感覚でしょうか。期間があまりに長すぎちゃうと、どんどん手際が良くなっていって。最初のころより時間もかからなくなり、軽やかになりながらも実はちょっと『めんどくさいなぁ』みたいな感覚も出てくるんです(笑)。でも自分の生活圏の中にこのお皿が入ってきているということなんですよね。それってすごいことで、それだけの作品だと思いますね」 ーーデザインが決まったときはどんな気持ちになりましたか?一毅さん:「『これでいきましょう』とGOが出たときは『終わった…』という一言。それは突き放す言い方ではなくて、日常の中にあった一つのルーティンに区切りがついたような、運動会の練習が終わったような感覚に近いのかもしれません」 ーーそもそもこのプロジェクトのご相談をする前から、REMASTEREDを使っていたんですよね。一毅さん:「そうなんです。広島にあるジェネラルストア『84(はちよん)』さんでロゴやショッパーをデザインしたのですが、そのタイミングでお店の中でREMASTEREDに目がとまったんですよね。そうしたら、ものすごく丁寧にREMASTEREDの想いについて話をしてくれたんです。彼らはただ器を差し出すのではなく、コンシェルジュのようにその背景なども説明しながらこちらの要望を聞いて、棚にある商品だけでなくバックヤードからぴったりの商品を持ってきてくれるような姿勢を持っている方たちなんです。そこでREMASTEREDを初めて購入しました」 ーーそれは嬉しいお話です。一毅さん:「REMASTEREDを使っているとご飯を作るのも、食べるのも楽しくなるじゃないですか。そこで今回のお話をいただいたので、とても嬉しかったです」 ーー平面で描いているのと、実際に立体としてお皿になったときの違いや難しさはありましたか?一毅さん:「そうですね、やはりバランス面は難しかったですね。紙で描いているときとは見え方が異なるので、最初はみちっと全体を埋めた方が印象がいいのかなと思ったのですが、器に入れてみると抜けがなくてあまり良くないなと。余白を積極的に入れることの方が今回は重要なのだと思いました」 ーーご自身でゼロからデザインするのと、今回のようにオリジナル版があるのと、大変さはどのように異なりますか?一毅さん:「今回は特に、オリジナルを描いた人が誰かもわからず、言葉が残っているわけでもない。でも描けば描くほどクオリティの高さに気づかされ、これと対等に渡り合えるようにしなければという、いつもとは別のプレッシャーがありました。多分誰よりもこの絵柄を見たと思いますし、頭の中にも焼き付けました。見れば見るほどファンタジー感があって、これを会社の内部の方が描いていたと思うと、NIKKOさんはすごいなぁと感じました」 ーーMING TREE Ⅱは一毅さんのご自宅でも活躍しそうでしょうか。一毅さん:「しますね。このプロジェクトのはじまりは、まずはオリジナルのミングトゥリーを使わせてくださいと言って、数ヶ月使うことでした。自分の生活に馴染ませることからスタートさせていただき、そこから1年かけて、今度はMING TREE Ⅱを使うのがとても楽しみです。僕はミコト屋さんの野菜を定期便でお願いしているのですが、実はあんまり料理をしなくなっていて。彼らの野菜がおいしいので、塩焼きや蒸したりして素材そのものを食べるくらいが僕にはちょうど良いんですよね。どんどん調理がシンプルになっちゃって(笑)。でも、子どもの好きな卵料理とか、またじっくり料理を楽しみたくなりました」 小林一毅さんの新たな表現によって、また次の100年、もっと先に続くミングトゥリーが「MING TREE Ⅱ(ミングトゥリー セカンドエディション」として遂に完成しました。さらに一毅さんが描き続けた絵柄を、シルクスクリーンのポスターとして限定20枚、サイン入りで販売することも決定。是非店頭でご覧ください。 【ミングトゥリーとは】NIKKOのミングトゥリーは1957年(東京タワーが完成する1年前)の発売以来、日本だけでなく欧米のご家庭でも広く愛用されてきました。長きに渡って硬質陶器に銅板絵付けで製造してきたミングトゥリーを、NIKKOの高い転写紙技術を駆使して純白のNIKKO FINE BONE CHINAに絵付けし、「MING TREE」としてリボーン。純白の素地だからこそ表現できるより繊細で美しい絵柄に加え、業務用にも耐えうる強度を兼ね備えました。そして今回、その歴代シリーズを小林一毅氏とともに再解釈し、新デザインとして「MING...

MING TREE Ⅱ発売記念 グラフィックデザイナー・小林一毅さんインタビュー

NIKKOが1957年に発売した生命の樹を絵柄にした「ミングトゥリー」という歴史あるコレクションを、グラフィックデザイナー・小林一毅氏のデザインによって「MING TREE Ⅱ(ミングトゥリー  セカンドエディション)」として発売することを記念して、スペシャルインタビューをお届けします。 小林一毅/こばやし・いっき グラフィックデザイナー。1992年滋賀県生まれ。女子美術大学、多摩美術大学非常勤講師。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業後、資生堂クリエイティブ本部でのデザイナー勤務を経て、2019年独立。2024年、南方書局より画集「言葉が立ち上がるまえに」を刊行。2026年1月には南方書局より画集「小さなウインドウで見る」を刊行予定。Instagram:@kobayashi.ikki ーー通常ひとつのお皿のコレクションを作るのには、約半年ほどの期間をかけますが、「MING TREE Ⅱ」のプロジェクトには約1年もの歳月がかかりましたね。一毅さん:「はい、何枚も何枚も描きましたね。図案を描く行為というのは、僕の場合その日のコンディションに結構左右されるんですね。いい線が引けるようになるまでに数日はかかります。ひと線目ですぐにパッといい線が引けるわけではなくて、ある程度集中して描き続けることで良くなるし、期間があいてしまうとどうしても線質が落ちてしまうんです」 ーーベースの図案が決まるまでは描き続けたということですね。一毅さん:「そうですね。どうしても手の動かし方などで少し変わったりして、前に描いたものと統一感がなくなってしまったりということが起こりうるんです」 ーーパソコンでグラフィックを起こして…ではなく、一つひとつ手描きで作っていく工程によって、NIKKOとしても思い入れがどんどん深くなっていきました。一毅さん:「僕にとってもそう言えます。手が覚えるという感覚でしょうか。期間があまりに長すぎちゃうと、どんどん手際が良くなっていって。最初のころより時間もかからなくなり、軽やかになりながらも実はちょっと『めんどくさいなぁ』みたいな感覚も出てくるんです(笑)。でも自分の生活圏の中にこのお皿が入ってきているということなんですよね。それってすごいことで、それだけの作品だと思いますね」 ーーデザインが決まったときはどんな気持ちになりましたか?一毅さん:「『これでいきましょう』とGOが出たときは『終わった…』という一言。それは突き放す言い方ではなくて、日常の中にあった一つのルーティンに区切りがついたような、運動会の練習が終わったような感覚に近いのかもしれません」 ーーそもそもこのプロジェクトのご相談をする前から、REMASTEREDを使っていたんですよね。一毅さん:「そうなんです。広島にあるジェネラルストア『84(はちよん)』さんでロゴやショッパーをデザインしたのですが、そのタイミングでお店の中でREMASTEREDに目がとまったんですよね。そうしたら、ものすごく丁寧にREMASTEREDの想いについて話をしてくれたんです。彼らはただ器を差し出すのではなく、コンシェルジュのようにその背景なども説明しながらこちらの要望を聞いて、棚にある商品だけでなくバックヤードからぴったりの商品を持ってきてくれるような姿勢を持っている方たちなんです。そこでREMASTEREDを初めて購入しました」 ーーそれは嬉しいお話です。一毅さん:「REMASTEREDを使っているとご飯を作るのも、食べるのも楽しくなるじゃないですか。そこで今回のお話をいただいたので、とても嬉しかったです」 ーー平面で描いているのと、実際に立体としてお皿になったときの違いや難しさはありましたか?一毅さん:「そうですね、やはりバランス面は難しかったですね。紙で描いているときとは見え方が異なるので、最初はみちっと全体を埋めた方が印象がいいのかなと思ったのですが、器に入れてみると抜けがなくてあまり良くないなと。余白を積極的に入れることの方が今回は重要なのだと思いました」 ーーご自身でゼロからデザインするのと、今回のようにオリジナル版があるのと、大変さはどのように異なりますか?一毅さん:「今回は特に、オリジナルを描いた人が誰かもわからず、言葉が残っているわけでもない。でも描けば描くほどクオリティの高さに気づかされ、これと対等に渡り合えるようにしなければという、いつもとは別のプレッシャーがありました。多分誰よりもこの絵柄を見たと思いますし、頭の中にも焼き付けました。見れば見るほどファンタジー感があって、これを会社の内部の方が描いていたと思うと、NIKKOさんはすごいなぁと感じました」 ーーMING TREE Ⅱは一毅さんのご自宅でも活躍しそうでしょうか。一毅さん:「しますね。このプロジェクトのはじまりは、まずはオリジナルのミングトゥリーを使わせてくださいと言って、数ヶ月使うことでした。自分の生活に馴染ませることからスタートさせていただき、そこから1年かけて、今度はMING TREE Ⅱを使うのがとても楽しみです。僕はミコト屋さんの野菜を定期便でお願いしているのですが、実はあんまり料理をしなくなっていて。彼らの野菜がおいしいので、塩焼きや蒸したりして素材そのものを食べるくらいが僕にはちょうど良いんですよね。どんどん調理がシンプルになっちゃって(笑)。でも、子どもの好きな卵料理とか、またじっくり料理を楽しみたくなりました」 小林一毅さんの新たな表現によって、また次の100年、もっと先に続くミングトゥリーが「MING TREE Ⅱ(ミングトゥリー セカンドエディション」として遂に完成しました。さらに一毅さんが描き続けた絵柄を、シルクスクリーンのポスターとして限定20枚、サイン入りで販売することも決定。是非店頭でご覧ください。 【ミングトゥリーとは】NIKKOのミングトゥリーは1957年(東京タワーが完成する1年前)の発売以来、日本だけでなく欧米のご家庭でも広く愛用されてきました。長きに渡って硬質陶器に銅板絵付けで製造してきたミングトゥリーを、NIKKOの高い転写紙技術を駆使して純白のNIKKO FINE BONE CHINAに絵付けし、「MING TREE」としてリボーン。純白の素地だからこそ表現できるより繊細で美しい絵柄に加え、業務用にも耐えうる強度を兼ね備えました。そして今回、その歴代シリーズを小林一毅氏とともに再解釈し、新デザインとして「MING...