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REMASTEREDな食卓 - フードデザイナー 中本 千尋編 -

REMASTEREDな食卓 - フードデザイナー 中本 千尋編 -

今回はフードデザイナーの中本千尋さんをお迎えしてREMASTEREDな食卓をお送りします。千尋さんは、カレーをはじめとしたスパイスを使った料理が大の得意。オリジナルブレンドのスパイスワークショップの開催をはじめ、スパイスの販売もしています。そのほかにも器やエプロンなどオリジナル商品のデザインやケータリング、百貨店での催事のプロデュースなど活躍は多岐に渡ります。 中本千尋 フードデザイナー 大阪出身。食いしん坊の好奇心から、幼少の頃より料理の道を志す。フレンチレストラン、短大の調理師学科アシスタントなどを経て独立。イベントディレクション、ケータリング、レッスン、企業レシピ開発、飲食店レシピ作成や監修も行う。簡単料理レシピ動画『TSUMAMO』を運営。また、〝食の時間をデザインする〟をコンセプトとするD i s h ( e s ) プロダクトブランドを立ち上げ、ブレンドスパイス、エプロン、器などオリジナル商品をデザインしている。 身のまわりのことをデザインしながら、日々自分らしく暮らすプロフエッショナルたちの日常に「REMASTERED」のアイテム達はどのように活躍しているのでしょうか。 千尋さんは、以前は関西の料理学校の講師として働いていたそうですね。そこから今に至るまで、どんなお仕事をされてきましたか? 千尋さん:『自分が作る料理は、多くの人たちに本当に美味しいと思ってもらえるのかな?どこまで通用するんだろう?』と、教える側だけでなくもっとチャレンジしてみたいと思っていたところ、夜のみ営業をしているレストランのオーナーの知人が、『昼間は場所を貸してあげるから、何かしてみたら!』と提案してくれたんです。そこで、仕込みをする時間がないので、簡単に作れて美味しい料理はなんだろうと考えた結果、たどり着いたのがスパイスカレーでした。1年限定で間借カレー屋をオープンしたところ、SNSで拡散されメディアの取材も受け、毎日即完売!結果、1年限定の約束が1年延長になり、2年間カレー屋の経験を積みました。ケータリングやレッスン、カフェのメニュー監修なども並行していたので、かなり多忙だったのですが、その間にスパイスを中心に自分の料理の特徴や強みになるよう勉強しました。オリジナルスパイス作りのワークショップもたくさん開催してきました。今も普段の料理がスパイスを使うことでグッと変わるような、そんなスパイス使いを研究しています。味わいは深く、より使いやすいスパイスを目指しています。 今回作っていただいたレシピも、さまざまなスパイスが効いていて奥深い味わいでした。白い器だけでコーディネートをしていただきましたが、千尋さんにとって白い器とはどういう存在ですか? 千尋さん:やはり、白い器が一番使いやすいと思います。料理を美しく見せてくれるのは、やっぱり白ですよね。白は素材違いでも統一感が出ますし、白の中で微妙な素材の違いや色の違いを楽しむのも面白いですよね。 今回はREMASTERED 3種とご自分でデザインされた器などを使って華やかな食卓を作っていますが、普段はどんなところにポイントを置いてテーブルコーディネートをしていますか? 千尋さん:テーブルの大きさを想像しながら、ですね。あとは、みんなとテーブルを囲む楽しい時間を想像しています。 楽しい時間を想像しながら、お料理やコーディネートをするのは2度美味しいですね。今回、作っていただいたメニューは4品のうち3品はREMASTEREDの器に。 ① エビとアスパラガスのスパイス炒め4月に発売の新作のスパイスを使ったこちらはラウンドプレート26に。スパイス以外は塩のみという、素材を活かしたシンプルなレシピながら、口にいっぱいに広がるスパイスの香りが食欲をそそります。 ② 厚揚げと味美菜のココナッツカレーグリーンとのコントラストが美しい盛り付けのこちらはオーバルプレート26に。スパイスを加えて炒め、ココナッツミルクで煮込んだもの。素材もシンプル、工程も少ないのですがスパイスのおかげで香りと味わいに豊かなコクが出ています。 ③ ビーフストロガノフスタッキングボール13を使用。2人分にちょうど良い容量でした。 こちらは特別にレシピもいただきました。ロシア料理のビーフストロガノフを小麦粉やルーを使わないレシピにアレンジ。少しの米粉で手軽に美味しく仕上がるそうです。お肉をしっかり味わえて、大人から子供まで楽しめるひと皿!スパイスを加えて香りにコクをプラスしています。 ◎材料オリーブ油 大さじ1/2 /...

REMASTEREDな食卓 - フードデザイナー 中本 千尋編 -

今回はフードデザイナーの中本千尋さんをお迎えしてREMASTEREDな食卓をお送りします。千尋さんは、カレーをはじめとしたスパイスを使った料理が大の得意。オリジナルブレンドのスパイスワークショップの開催をはじめ、スパイスの販売もしています。そのほかにも器やエプロンなどオリジナル商品のデザインやケータリング、百貨店での催事のプロデュースなど活躍は多岐に渡ります。 中本千尋 フードデザイナー 大阪出身。食いしん坊の好奇心から、幼少の頃より料理の道を志す。フレンチレストラン、短大の調理師学科アシスタントなどを経て独立。イベントディレクション、ケータリング、レッスン、企業レシピ開発、飲食店レシピ作成や監修も行う。簡単料理レシピ動画『TSUMAMO』を運営。また、〝食の時間をデザインする〟をコンセプトとするD i s h ( e s ) プロダクトブランドを立ち上げ、ブレンドスパイス、エプロン、器などオリジナル商品をデザインしている。 身のまわりのことをデザインしながら、日々自分らしく暮らすプロフエッショナルたちの日常に「REMASTERED」のアイテム達はどのように活躍しているのでしょうか。 千尋さんは、以前は関西の料理学校の講師として働いていたそうですね。そこから今に至るまで、どんなお仕事をされてきましたか? 千尋さん:『自分が作る料理は、多くの人たちに本当に美味しいと思ってもらえるのかな?どこまで通用するんだろう?』と、教える側だけでなくもっとチャレンジしてみたいと思っていたところ、夜のみ営業をしているレストランのオーナーの知人が、『昼間は場所を貸してあげるから、何かしてみたら!』と提案してくれたんです。そこで、仕込みをする時間がないので、簡単に作れて美味しい料理はなんだろうと考えた結果、たどり着いたのがスパイスカレーでした。1年限定で間借カレー屋をオープンしたところ、SNSで拡散されメディアの取材も受け、毎日即完売!結果、1年限定の約束が1年延長になり、2年間カレー屋の経験を積みました。ケータリングやレッスン、カフェのメニュー監修なども並行していたので、かなり多忙だったのですが、その間にスパイスを中心に自分の料理の特徴や強みになるよう勉強しました。オリジナルスパイス作りのワークショップもたくさん開催してきました。今も普段の料理がスパイスを使うことでグッと変わるような、そんなスパイス使いを研究しています。味わいは深く、より使いやすいスパイスを目指しています。 今回作っていただいたレシピも、さまざまなスパイスが効いていて奥深い味わいでした。白い器だけでコーディネートをしていただきましたが、千尋さんにとって白い器とはどういう存在ですか? 千尋さん:やはり、白い器が一番使いやすいと思います。料理を美しく見せてくれるのは、やっぱり白ですよね。白は素材違いでも統一感が出ますし、白の中で微妙な素材の違いや色の違いを楽しむのも面白いですよね。 今回はREMASTERED 3種とご自分でデザインされた器などを使って華やかな食卓を作っていますが、普段はどんなところにポイントを置いてテーブルコーディネートをしていますか? 千尋さん:テーブルの大きさを想像しながら、ですね。あとは、みんなとテーブルを囲む楽しい時間を想像しています。 楽しい時間を想像しながら、お料理やコーディネートをするのは2度美味しいですね。今回、作っていただいたメニューは4品のうち3品はREMASTEREDの器に。 ① エビとアスパラガスのスパイス炒め4月に発売の新作のスパイスを使ったこちらはラウンドプレート26に。スパイス以外は塩のみという、素材を活かしたシンプルなレシピながら、口にいっぱいに広がるスパイスの香りが食欲をそそります。 ② 厚揚げと味美菜のココナッツカレーグリーンとのコントラストが美しい盛り付けのこちらはオーバルプレート26に。スパイスを加えて炒め、ココナッツミルクで煮込んだもの。素材もシンプル、工程も少ないのですがスパイスのおかげで香りと味わいに豊かなコクが出ています。 ③ ビーフストロガノフスタッキングボール13を使用。2人分にちょうど良い容量でした。 こちらは特別にレシピもいただきました。ロシア料理のビーフストロガノフを小麦粉やルーを使わないレシピにアレンジ。少しの米粉で手軽に美味しく仕上がるそうです。お肉をしっかり味わえて、大人から子供まで楽しめるひと皿!スパイスを加えて香りにコクをプラスしています。 ◎材料オリーブ油 大さじ1/2 /...

行方ひさこのLOST AND FOUNDな暮らし - SUNDAY ISSUE Director 太田 メグ編 -

行方ひさこのLOST AND FOUNDな暮らし - SUNDAY ISSUE Directo...

時代を明るくリードしてくれる、様々な分野にまつわるプロフェッショナルたち。そんなプロたちが選んだお気に入りのセレクトアイテムとともにお送りする「行方ひさこのLOST ANDFOUNDなLIFE」。仕事でもプライベートでも、たくさんのものを見て、真摯に向き合ってきた彼らたちだからこその、ものを選ぶ時の視点やこだわり、ものと向き合う姿勢などを掘り下げていきます。 太田メグ / MEG OHTA Cat’s ISSUE 主宰、ディレクター。多摩美術大学卒業後、デザイン、編集、キュレーションとアートを土壌に様々な職を経験し、2010 年アートラウンジ「SUNDAY ISSUE」を立ち上げる。2013年にはネコ好きクリエイターと共に、ネコへの偏愛を発信するプロジェクト「Cat’s ISSUE」を発足。以後「Cat’s ISSUE」にて、アパレルおよび雑貨のデザイン・企画、POP-UPなどを開催。また、SNSを通じネコと子供の成長記録を発信するなど、現代における幸せなネコとの共生を模索中。 INSTAGRAM @megmilk5628 今回は、SUNDAY ISSUE ディレクター太田メグさんをゲストにお迎えしました。実ははじめましてだったのですが、かなり前から刺激的なお取り組みをされている方として知っていたので、お会いするのを楽しみにしていました。共通の知り合いも多く、20年以上前から活動拠点がかなり近かったこともわかり(ここで書けないことばかりで盛り上がりました)、過去と現在を一瞬で行ったり来たりしている気分で色々とお話しを伺うことができました。 SUNDAY ISSUEとは まずは、メグさんがディレクターを務める「SUNDAY ISSUE」について。 「SUNDAY ISSUE」は、2010年から5年間の間運営されていた、ギャラリースペース・ブックコーナー・ラウンジバーという3つの要素を併せ持った、渋谷の文化を牽引する新しいスペースでした。オープン当時はかなり話題になり、今までとは少し違った時代を作っていく自由な感性を感じていました。現在はアートに関わるイベントのディレクションや、商品プロデュース、アーティストマネージメントなどを行う会社屋号となっています。 「SUNDAY ISSUE」というネーミングは、新聞の日曜版のイメージから生まれ、文化や関心ごとが集まる場所でありながら、のびやかな雰囲気が感じられる空間でありたいという気持ちを込められて名付けられたもの。お話しを聞いて驚いたことに、こちらのロゴのデザインは、LOST AND FOUNDと同じアートディレクターの平林奈緒美さん!ネーミングやコンセプトもアドバイスをいただきながら、一緒に作り上げていったそうです。 考える場所や機会を提供する そして、「SUNDAY...

行方ひさこのLOST AND FOUNDな暮らし - SUNDAY ISSUE Directo...

時代を明るくリードしてくれる、様々な分野にまつわるプロフェッショナルたち。そんなプロたちが選んだお気に入りのセレクトアイテムとともにお送りする「行方ひさこのLOST ANDFOUNDなLIFE」。仕事でもプライベートでも、たくさんのものを見て、真摯に向き合ってきた彼らたちだからこその、ものを選ぶ時の視点やこだわり、ものと向き合う姿勢などを掘り下げていきます。 太田メグ / MEG OHTA Cat’s ISSUE 主宰、ディレクター。多摩美術大学卒業後、デザイン、編集、キュレーションとアートを土壌に様々な職を経験し、2010 年アートラウンジ「SUNDAY ISSUE」を立ち上げる。2013年にはネコ好きクリエイターと共に、ネコへの偏愛を発信するプロジェクト「Cat’s ISSUE」を発足。以後「Cat’s ISSUE」にて、アパレルおよび雑貨のデザイン・企画、POP-UPなどを開催。また、SNSを通じネコと子供の成長記録を発信するなど、現代における幸せなネコとの共生を模索中。 INSTAGRAM @megmilk5628 今回は、SUNDAY ISSUE ディレクター太田メグさんをゲストにお迎えしました。実ははじめましてだったのですが、かなり前から刺激的なお取り組みをされている方として知っていたので、お会いするのを楽しみにしていました。共通の知り合いも多く、20年以上前から活動拠点がかなり近かったこともわかり(ここで書けないことばかりで盛り上がりました)、過去と現在を一瞬で行ったり来たりしている気分で色々とお話しを伺うことができました。 SUNDAY ISSUEとは まずは、メグさんがディレクターを務める「SUNDAY ISSUE」について。 「SUNDAY ISSUE」は、2010年から5年間の間運営されていた、ギャラリースペース・ブックコーナー・ラウンジバーという3つの要素を併せ持った、渋谷の文化を牽引する新しいスペースでした。オープン当時はかなり話題になり、今までとは少し違った時代を作っていく自由な感性を感じていました。現在はアートに関わるイベントのディレクションや、商品プロデュース、アーティストマネージメントなどを行う会社屋号となっています。 「SUNDAY ISSUE」というネーミングは、新聞の日曜版のイメージから生まれ、文化や関心ごとが集まる場所でありながら、のびやかな雰囲気が感じられる空間でありたいという気持ちを込められて名付けられたもの。お話しを聞いて驚いたことに、こちらのロゴのデザインは、LOST AND FOUNDと同じアートディレクターの平林奈緒美さん!ネーミングやコンセプトもアドバイスをいただきながら、一緒に作り上げていったそうです。 考える場所や機会を提供する そして、「SUNDAY...

LOST AND FOUNDな暮らし - アウトドアコーディネーター YURIE編 -

LOST AND FOUNDな暮らし - アウトドアコーディネーター YURIE編 -

LOST AND FOUNDな暮らし、今回はアウトドアコーディネーターのYURIEさんです。 YURIEさんがキャンプに夢中になったのは2016年頃からだそうですが、今のキャンプブームの立役者の1人と言っても過言ではありません。YURIEさんが発信するおしゃれで楽しいキャンプスタイルは、ストイックで大掛かりで難しいなどと思われていたキャンプへのハードルを下げ、多くの女性の圧倒的な支持を得ています。 YURIE アウトドアクリエイター キャンプや旅、アウトドアを楽しみながら、その魅力を「ソトアソビ」というライフスタイルとして発信。グランピング施設のスタイリングや執筆のほか、ファッションや雑貨の商品企画・アウトドアアイテムのプロデュースも手がける。 インスタグラム(@yuriexx67)のフォロワー数は約8万人。愛車のVAN(サンシー号)で日本各地を旅するのが好き。著書に『THE GLAMPING STYLE 〜YURIEの週末ソトアソビ〜』(KADOKAWA)がある。 身の回りのことをデザインしながら、日々自分らしく暮らすプロフエッショナルたちの日常に「LOST AND FOUND」のアイテム達はどのように活躍しているのでしょうか。 キャンプだからといって、気負わず常に自分らしく。それには、我慢をしないということ。機能性にこだわりすぎず、ワクワクする服装や道具で、自分ならではのキャンプを存分に楽しむことが大きなポイントです。 「LOST AND FOUND」でもお取り扱いのあるYURIEさんのご愛用アイテム、BELMONT ファイヤースクエアケトル 1.6Lと高桑金属 シングルトレイ アルミニウムプレートについてのお話しも交えながら、YURIE流アウトドアをお伺いしました。 YURIEさんにとってキャンプがもたらしてくれるものはどんなものなのでしょうか。そして、今までで一番印象的な旅はどんな旅でしたか? YURIEさん:キャンプでしか味わうことのできない非日常感は格別なものです。最近では、今年の1月に見た、しぶんぎ座流星群が人生で1番の流れ星体験となりました。鴨川のキャンプ場でテント泊した時に見たのですが、ほぼ新月だったこともあり、観測するのにベストなシチュエーション!思い出深い素晴らしい体験になりました。日本には四季を通じて美しい自然がたくさんあります。同じ季節の中でも、その日の気候によって全く違うと言ってもいいほどです。旅をすればするほど、日本の地方の魅力に魅了されていきますね。 ご自宅でも使いたいと思えるような、テンションの上がるお気に入りのアイテムをキャンプにも持っていくそうですが、BELMONTファイヤースクエアケトルと高桑金属 シングルトレイ アルミニウムプレートについて、どう使っているのか、気に入っているポイントなどを教えてください。 YURIEさん:ファイヤースクエアケトルが、シンプルなデザインが気に入っているだけでなく、とても実用的!まず、薄くてお湯が沸くのが早いんです。薄いので収納しやすい点も優秀。キャンプでは食事を作る時や飲み物を飲む時だけでなく、湯たんぽにお湯を入れる時に早く沸くのでとても助かっています。注ぎ口に蓋があるので、焚き火でお湯を沸かしても、灰が入らないのもとても便利。茶漉しがついているのも嬉しいポイントですね。 YURIEさん:高桑金属 シングルトレイ...

LOST AND FOUNDな暮らし - アウトドアコーディネーター YURIE編 -

LOST AND FOUNDな暮らし、今回はアウトドアコーディネーターのYURIEさんです。 YURIEさんがキャンプに夢中になったのは2016年頃からだそうですが、今のキャンプブームの立役者の1人と言っても過言ではありません。YURIEさんが発信するおしゃれで楽しいキャンプスタイルは、ストイックで大掛かりで難しいなどと思われていたキャンプへのハードルを下げ、多くの女性の圧倒的な支持を得ています。 YURIE アウトドアクリエイター キャンプや旅、アウトドアを楽しみながら、その魅力を「ソトアソビ」というライフスタイルとして発信。グランピング施設のスタイリングや執筆のほか、ファッションや雑貨の商品企画・アウトドアアイテムのプロデュースも手がける。 インスタグラム(@yuriexx67)のフォロワー数は約8万人。愛車のVAN(サンシー号)で日本各地を旅するのが好き。著書に『THE GLAMPING STYLE 〜YURIEの週末ソトアソビ〜』(KADOKAWA)がある。 身の回りのことをデザインしながら、日々自分らしく暮らすプロフエッショナルたちの日常に「LOST AND FOUND」のアイテム達はどのように活躍しているのでしょうか。 キャンプだからといって、気負わず常に自分らしく。それには、我慢をしないということ。機能性にこだわりすぎず、ワクワクする服装や道具で、自分ならではのキャンプを存分に楽しむことが大きなポイントです。 「LOST AND FOUND」でもお取り扱いのあるYURIEさんのご愛用アイテム、BELMONT ファイヤースクエアケトル 1.6Lと高桑金属 シングルトレイ アルミニウムプレートについてのお話しも交えながら、YURIE流アウトドアをお伺いしました。 YURIEさんにとってキャンプがもたらしてくれるものはどんなものなのでしょうか。そして、今までで一番印象的な旅はどんな旅でしたか? YURIEさん:キャンプでしか味わうことのできない非日常感は格別なものです。最近では、今年の1月に見た、しぶんぎ座流星群が人生で1番の流れ星体験となりました。鴨川のキャンプ場でテント泊した時に見たのですが、ほぼ新月だったこともあり、観測するのにベストなシチュエーション!思い出深い素晴らしい体験になりました。日本には四季を通じて美しい自然がたくさんあります。同じ季節の中でも、その日の気候によって全く違うと言ってもいいほどです。旅をすればするほど、日本の地方の魅力に魅了されていきますね。 ご自宅でも使いたいと思えるような、テンションの上がるお気に入りのアイテムをキャンプにも持っていくそうですが、BELMONTファイヤースクエアケトルと高桑金属 シングルトレイ アルミニウムプレートについて、どう使っているのか、気に入っているポイントなどを教えてください。 YURIEさん:ファイヤースクエアケトルが、シンプルなデザインが気に入っているだけでなく、とても実用的!まず、薄くてお湯が沸くのが早いんです。薄いので収納しやすい点も優秀。キャンプでは食事を作る時や飲み物を飲む時だけでなく、湯たんぽにお湯を入れる時に早く沸くのでとても助かっています。注ぎ口に蓋があるので、焚き火でお湯を沸かしても、灰が入らないのもとても便利。茶漉しがついているのも嬉しいポイントですね。 YURIEさん:高桑金属 シングルトレイ...

小林和人が選んだもの「たわしの話」

小林和人が選んだもの「たわしの話」

ひとつの物について深く探っていくことで、物選びがグッと楽しくなる。この連載では、LOST AND FOUNDセレクター・小林和人さんが、このお店で選んだアイテムの中から毎回ひとつをピックアップし、とことん話します。 今回小林さんが話してくれたのは亀の子束子の「白いたわし」についてです。 ご飯茶碗とたわし 小林さん:ここ何年か、朝は納豆ご飯と決めています。 ご飯茶碗ってすぐに洗いたいじゃないですか。夜は浸けておいて時間が経ってから洗ったりしますが、朝はそんな悠長なことを言っていられないので、食べ終わったらすぐに洗いたい。そんな時に柔らかいスポンジだとご飯粒が残っちゃうし、固い面だとご飯粒が隙間に詰まっちゃうし…。どうにかしたいと思っていたのですが、出会ったんですよね! リュウゼツランの麻 小林さん:亀の子束子といえば、茶色のパームヤシのものがまず思い浮かびますが、この白いたわしも見逃せません。あまり知られていないのですが、サイザル麻を使っていて、高い柔軟性と吸水性が特徴。サイザル麻は、リュウゼツランという植物の繊維なんです。アロエを大きくしたような…、テキーラの原料としても知られています。吉祥寺『OUTBOUND』(@kazutokobayashi)の店先にも飾っていて、私にとっては馴染みのあるもの。 長い皿洗い歴で見つけた名品 小林さん:リュウゼツランの綺麗な繊維はとてもしなやか。茶碗やフライパンの隅っこのカーブに沿うような丸い形も使いやすいです。皿洗い歴が長い私は、ずっと洗うための良い道具を探していたのですが、見つけましたね。やさしい繊維なので、足の裏にも使えるかも!笑 使い方の発見を 小林さん:石鹸置きにも良いですよね!洗濯用石鹸をたわしの上に置いて、ちょっと汚れたシャツの襟をブラシで洗うセットに。皆さんにもどんどん使い方を発見してほしい。私のモノ選びの基準のひとつとして、“いろんな使い方ができる”というのは重要な要素です。とてもシンプルな姿をしているけれど、たくさんの側面を持っているモノが好きです。発見があると、そこからまたどんどん愛着が湧いてきて面白いんですよね。 たしかに、角度を変えてみればモノの使い方は様々かもしれない。固定概念にとらわれることなく、使い方を考えるモノ選びの時間は楽しい。是非そんな時間をLOST AND FOUNDで体験してみていただきたい。余談ですが、小林さんの最強朝食は、納豆にめかぶ、じゃこをのせ、ごま油で和えたもの。毎朝お茶碗に2杯を食べるそう! <記事内紹介商品> 小林 和人 @kazutokobayashi1975年東京都生まれ。1999年多摩美術大学卒業後、国内外の生活用品を扱う「Roundabout」を吉祥寺にオープン(2016年に代々木上原に移転)。2008年には非日常にやや針の振れた温度の品々を展開する「OUTBOUND」を始動。両店舗のすべての商品のセレクトや店内ディスプレイ、展覧会の企画を手がける。「LOST AND FOUND」ではセレクターを務める。 interview & text by Sahoko Sekiphoto by Naoki...

小林和人が選んだもの「たわしの話」

ひとつの物について深く探っていくことで、物選びがグッと楽しくなる。この連載では、LOST AND FOUNDセレクター・小林和人さんが、このお店で選んだアイテムの中から毎回ひとつをピックアップし、とことん話します。 今回小林さんが話してくれたのは亀の子束子の「白いたわし」についてです。 ご飯茶碗とたわし 小林さん:ここ何年か、朝は納豆ご飯と決めています。 ご飯茶碗ってすぐに洗いたいじゃないですか。夜は浸けておいて時間が経ってから洗ったりしますが、朝はそんな悠長なことを言っていられないので、食べ終わったらすぐに洗いたい。そんな時に柔らかいスポンジだとご飯粒が残っちゃうし、固い面だとご飯粒が隙間に詰まっちゃうし…。どうにかしたいと思っていたのですが、出会ったんですよね! リュウゼツランの麻 小林さん:亀の子束子といえば、茶色のパームヤシのものがまず思い浮かびますが、この白いたわしも見逃せません。あまり知られていないのですが、サイザル麻を使っていて、高い柔軟性と吸水性が特徴。サイザル麻は、リュウゼツランという植物の繊維なんです。アロエを大きくしたような…、テキーラの原料としても知られています。吉祥寺『OUTBOUND』(@kazutokobayashi)の店先にも飾っていて、私にとっては馴染みのあるもの。 長い皿洗い歴で見つけた名品 小林さん:リュウゼツランの綺麗な繊維はとてもしなやか。茶碗やフライパンの隅っこのカーブに沿うような丸い形も使いやすいです。皿洗い歴が長い私は、ずっと洗うための良い道具を探していたのですが、見つけましたね。やさしい繊維なので、足の裏にも使えるかも!笑 使い方の発見を 小林さん:石鹸置きにも良いですよね!洗濯用石鹸をたわしの上に置いて、ちょっと汚れたシャツの襟をブラシで洗うセットに。皆さんにもどんどん使い方を発見してほしい。私のモノ選びの基準のひとつとして、“いろんな使い方ができる”というのは重要な要素です。とてもシンプルな姿をしているけれど、たくさんの側面を持っているモノが好きです。発見があると、そこからまたどんどん愛着が湧いてきて面白いんですよね。 たしかに、角度を変えてみればモノの使い方は様々かもしれない。固定概念にとらわれることなく、使い方を考えるモノ選びの時間は楽しい。是非そんな時間をLOST AND FOUNDで体験してみていただきたい。余談ですが、小林さんの最強朝食は、納豆にめかぶ、じゃこをのせ、ごま油で和えたもの。毎朝お茶碗に2杯を食べるそう! <記事内紹介商品> 小林 和人 @kazutokobayashi1975年東京都生まれ。1999年多摩美術大学卒業後、国内外の生活用品を扱う「Roundabout」を吉祥寺にオープン(2016年に代々木上原に移転)。2008年には非日常にやや針の振れた温度の品々を展開する「OUTBOUND」を始動。両店舗のすべての商品のセレクトや店内ディスプレイ、展覧会の企画を手がける。「LOST AND FOUND」ではセレクターを務める。 interview & text by Sahoko Sekiphoto by Naoki...

行方ひさこの LOST AND FOUNDなキッチン - Mardi Gras 和知 徹シェフ後編 -

行方ひさこの LOST AND FOUNDなキッチン - Mardi Gras 和知 徹シェフ...

時代を明るくリードしてくれるプロフェッショナルたち。そんな様々な分野にまつわるプロたちが「LOST AND FOUND」から気に入ったアイテムを選び、そこに彩りを添えてくれます。たくさんのものを見て選んできた彼らだからこその、物を選ぶ時のこだわりや、ものと向き合う姿勢を行方ひさこが掘り下げていきます。 行方ひさこの LOST AND FOUNDなキッチン -Mardi Gras 和知 徹シェフ前編 -全てを受け止めてくれる「白」。Mardi Gras 和知 徹シェフをゲストにお迎えしました。 前回はMardi Gras和知 徹シェフをゲストにお招きし、REMASTEREDより「オーバルプレート39」「オーバルプレート13」を使い、彩り野菜とラムのグリルを作っていただきました。 白い器はどんなチャレンジにも応えてくれる懐の深い器だと和知さんが言っていたように、真っ白な器のキャンパスは、豪快なグリルを鮮やかに引き立ててくれました。 ラムと彩り野菜のグリル 1. 野菜を適当な大きさに切る。 2. ラムと野菜に塩胡椒で下味をつける。 3. フライパンにラムと野菜を並べ、お好みでハーブを乗せてオリーブオイルをまわしかけ、焼く。 4. 中の方まで火が通ってきたらオーブンで 15 分ほどローストする。...

行方ひさこの LOST AND FOUNDなキッチン - Mardi Gras 和知 徹シェフ...

時代を明るくリードしてくれるプロフェッショナルたち。そんな様々な分野にまつわるプロたちが「LOST AND FOUND」から気に入ったアイテムを選び、そこに彩りを添えてくれます。たくさんのものを見て選んできた彼らだからこその、物を選ぶ時のこだわりや、ものと向き合う姿勢を行方ひさこが掘り下げていきます。 行方ひさこの LOST AND FOUNDなキッチン -Mardi Gras 和知 徹シェフ前編 -全てを受け止めてくれる「白」。Mardi Gras 和知 徹シェフをゲストにお迎えしました。 前回はMardi Gras和知 徹シェフをゲストにお招きし、REMASTEREDより「オーバルプレート39」「オーバルプレート13」を使い、彩り野菜とラムのグリルを作っていただきました。 白い器はどんなチャレンジにも応えてくれる懐の深い器だと和知さんが言っていたように、真っ白な器のキャンパスは、豪快なグリルを鮮やかに引き立ててくれました。 ラムと彩り野菜のグリル 1. 野菜を適当な大きさに切る。 2. ラムと野菜に塩胡椒で下味をつける。 3. フライパンにラムと野菜を並べ、お好みでハーブを乗せてオリーブオイルをまわしかけ、焼く。 4. 中の方まで火が通ってきたらオーブンで 15 分ほどローストする。...

行方ひさこのLOST AND FOUNDなキッチン -Mardi Gras 和知 徹シェフ前編-

行方ひさこのLOST AND FOUNDなキッチン -Mardi Gras 和知 徹シェフ前編-

時代を明るくリードしてくれるプロフェッショナルたち。そんな様々な分野にまつわるプロたちが「LOST AND FOUND」から気に入ったアイテムを選び、そこに彩りを添えてくれます。たくさんのものを見て選んできた彼らだからこその、物を選ぶ時のこだわりや、ものと向き合う姿勢を行方ひさこが掘り下げていきます。 和知 徹 シェフ 1967年兵庫県淡路島生まれ。辻調理師専門学校フランス校を卒業し、ブルゴーニュの一つ星「ランパール」で研修。帰国後は「レストランひらまつ」へ入社、在籍中にパリ二つ星「ヴィヴァロア」で研修する。飯倉片町「アポリネール」で料理長を務めた後に退職。1998年六本木「祥瑞」のオーナー勝山晋作氏が銀座にオープンさせた「グレープガンボ」で立ち上げから料理長を務める。2001年「マルディグラ」をオープン。フランス料理にとどまらず、世界各国の料理を独自のフィルターに通した「和知料理」には定評がある。特に肉のスペシャリストとして、雑誌、テレビ、セミナー、イベントを多数こなすほか、カフェやレストランのメニュープロデュースも手掛ける。 今回は食のプロ、Mardi Gras和知 徹シェフをゲストにお迎えしました。 私が和知さんと出会ったのは10代後半にバイトしていた、その当時にしてはまだ珍しかったフレンチレストランでした。その頃のレストランは、今では考えられないほど厳しい男性社会で、厨房には近づいてはいけないような雰囲気が漂ってくることが多かったように思います(笑)。そんな中でバイトは私だけだったので呑気なもので、みなさんに可愛がっていただいていました。 和知さんにはプライベートでも仲良くしていただいていて、食事に連れて行ってもらったり、料理のアドバイスをいただいたりしていました。独立されてからも交流は続き、お店のエプロンやTシャツを制作させていただいたり、最近ではプロジェクトでご一緒したりしています。 今日は、その当時にはなかなか聞けなかった、ものを選択するときに大切にしていることなどをお伺いしていきます。 自分を試したくて、世界に飛び出した 和知さん:かつて働いていたレストランはとても良い待遇で働かせていただいていたので、不満があるわけではなかったんだけど、『もっとやってみたい!』と挑戦したい気持ちが湧いてきて、とにかく外の世界に飛び出して自分がどこまでできるか試してみたかったんだよね。とりあえずNYに行って、そこでお店をはじめてみたいという漠然とした想いがあった。ただ、行ってみたらお店をオープンするのにはビザや事務的なことなど、とにかくハードルが高すぎて断念することに。そこから、世界を周って色々見てみようかなと。 独立にあたって綿密なプランを立てていたのかと思ったのですが、思いの外行き当たりばったりなお答えが返ってきました(笑)。 チャレンジしたくて飛び出して、ダメでもまたそこからチャレンジの旅に出掛け経験を積んだことで今のスタイルが出来上がったと話してくれた和知さんですが、まずは飛び込んでみるという勇気と行動力が素晴らしい! 肉の巨匠と呼ばれて Mardi Grasといえば、「骨太で豪快な料理」ですが、特に和知さんは「肉」のイメージが強いですよね。SNSの書き込みでは、「銀座の肉料理といえば!」「肉の聖地」などと言った書き込みが多くみられます。シンプルな調理法ながら肉の滋味を極限まで引き出した料理の数々は、インパクト抜群なものも多いのが特徴です。 そもそも伝統的なフランス料理のレストランでシェフをしていた和知さんが、なぜ銀座で肉料理に行き着いたのでしょうか。 和知さん:2000年前後に日本でも狂牛病が出てきて、食材に対する意識が激変したの。レストランの役目についても深く考えさせられる事件だったね。レストランで食事をしてもらうということは、ただ単純にお腹を満たす役割だけではないから、畜産・漁業・農業・暮らしそれぞれとバランスよく付き合っていかなくてはダメだなと思った。 そこで、多くの素晴らしい肉料理があるフランス料理をベースに、バランスの取れた『本当の意味での豊かさ』を表現していこうとMardi Grasをオープンさせたんだ。 素材選びから妥協のない和知さんの信念は、ひとつの食材にとことん真剣に向き合うこと。バランスを取ることは実はすごく難しいことだと思うのですが、和知さんは常に自分の足で出向いて自分の五感をフルに使っているからこそ磨かれた感性とバランスが光るだと思います。 和知さん:このMardi Grasも今年で20年経ったけど、これから先ひょっとして海外で店舗をオープンするかもしれないし、色々な可能性をなくしたくないと思ってるんだ。 プロデュースをする店舗や関わるプロジェクトも同じ。いつも可能性を大きく持っていたいから、Mardi Grasと同じことはしない。その場所や環境に合わせて、いつでも大きくチャレンジしたいと思ってるよ。 和知さんの挑戦と弛まない好奇心は止まるところを知らないようです。 全てを受け止めてくれる「白」...

行方ひさこのLOST AND FOUNDなキッチン -Mardi Gras 和知 徹シェフ前編-

時代を明るくリードしてくれるプロフェッショナルたち。そんな様々な分野にまつわるプロたちが「LOST AND FOUND」から気に入ったアイテムを選び、そこに彩りを添えてくれます。たくさんのものを見て選んできた彼らだからこその、物を選ぶ時のこだわりや、ものと向き合う姿勢を行方ひさこが掘り下げていきます。 和知 徹 シェフ 1967年兵庫県淡路島生まれ。辻調理師専門学校フランス校を卒業し、ブルゴーニュの一つ星「ランパール」で研修。帰国後は「レストランひらまつ」へ入社、在籍中にパリ二つ星「ヴィヴァロア」で研修する。飯倉片町「アポリネール」で料理長を務めた後に退職。1998年六本木「祥瑞」のオーナー勝山晋作氏が銀座にオープンさせた「グレープガンボ」で立ち上げから料理長を務める。2001年「マルディグラ」をオープン。フランス料理にとどまらず、世界各国の料理を独自のフィルターに通した「和知料理」には定評がある。特に肉のスペシャリストとして、雑誌、テレビ、セミナー、イベントを多数こなすほか、カフェやレストランのメニュープロデュースも手掛ける。 今回は食のプロ、Mardi Gras和知 徹シェフをゲストにお迎えしました。 私が和知さんと出会ったのは10代後半にバイトしていた、その当時にしてはまだ珍しかったフレンチレストランでした。その頃のレストランは、今では考えられないほど厳しい男性社会で、厨房には近づいてはいけないような雰囲気が漂ってくることが多かったように思います(笑)。そんな中でバイトは私だけだったので呑気なもので、みなさんに可愛がっていただいていました。 和知さんにはプライベートでも仲良くしていただいていて、食事に連れて行ってもらったり、料理のアドバイスをいただいたりしていました。独立されてからも交流は続き、お店のエプロンやTシャツを制作させていただいたり、最近ではプロジェクトでご一緒したりしています。 今日は、その当時にはなかなか聞けなかった、ものを選択するときに大切にしていることなどをお伺いしていきます。 自分を試したくて、世界に飛び出した 和知さん:かつて働いていたレストランはとても良い待遇で働かせていただいていたので、不満があるわけではなかったんだけど、『もっとやってみたい!』と挑戦したい気持ちが湧いてきて、とにかく外の世界に飛び出して自分がどこまでできるか試してみたかったんだよね。とりあえずNYに行って、そこでお店をはじめてみたいという漠然とした想いがあった。ただ、行ってみたらお店をオープンするのにはビザや事務的なことなど、とにかくハードルが高すぎて断念することに。そこから、世界を周って色々見てみようかなと。 独立にあたって綿密なプランを立てていたのかと思ったのですが、思いの外行き当たりばったりなお答えが返ってきました(笑)。 チャレンジしたくて飛び出して、ダメでもまたそこからチャレンジの旅に出掛け経験を積んだことで今のスタイルが出来上がったと話してくれた和知さんですが、まずは飛び込んでみるという勇気と行動力が素晴らしい! 肉の巨匠と呼ばれて Mardi Grasといえば、「骨太で豪快な料理」ですが、特に和知さんは「肉」のイメージが強いですよね。SNSの書き込みでは、「銀座の肉料理といえば!」「肉の聖地」などと言った書き込みが多くみられます。シンプルな調理法ながら肉の滋味を極限まで引き出した料理の数々は、インパクト抜群なものも多いのが特徴です。 そもそも伝統的なフランス料理のレストランでシェフをしていた和知さんが、なぜ銀座で肉料理に行き着いたのでしょうか。 和知さん:2000年前後に日本でも狂牛病が出てきて、食材に対する意識が激変したの。レストランの役目についても深く考えさせられる事件だったね。レストランで食事をしてもらうということは、ただ単純にお腹を満たす役割だけではないから、畜産・漁業・農業・暮らしそれぞれとバランスよく付き合っていかなくてはダメだなと思った。 そこで、多くの素晴らしい肉料理があるフランス料理をベースに、バランスの取れた『本当の意味での豊かさ』を表現していこうとMardi Grasをオープンさせたんだ。 素材選びから妥協のない和知さんの信念は、ひとつの食材にとことん真剣に向き合うこと。バランスを取ることは実はすごく難しいことだと思うのですが、和知さんは常に自分の足で出向いて自分の五感をフルに使っているからこそ磨かれた感性とバランスが光るだと思います。 和知さん:このMardi Grasも今年で20年経ったけど、これから先ひょっとして海外で店舗をオープンするかもしれないし、色々な可能性をなくしたくないと思ってるんだ。 プロデュースをする店舗や関わるプロジェクトも同じ。いつも可能性を大きく持っていたいから、Mardi Grasと同じことはしない。その場所や環境に合わせて、いつでも大きくチャレンジしたいと思ってるよ。 和知さんの挑戦と弛まない好奇心は止まるところを知らないようです。 全てを受け止めてくれる「白」...