白い器に込められた、愛|行方ひさことJUNNAの石川県訪問

2021/08/04

LOST AND FOUND のメインアイテムである「REMASTERED」は、とてもシンプルながら、一際輝く白い器だ。多くのトップシェフたちに愛されてきたNIKKOの人気ライン「NIKKO FINE BONE CHINA」ニッコーでは1978年ファインボーンチャイナの生産を開始しました。 その特徴は、群を抜いた透光性と優れた強度。 その密度は、50%にまで高められたボーンアッシュの含有量にあります。 通常50%を超えると成形が困難とされていたものを、研究を重ねた末に見事に実現。 それが、世界一とも言われる純白のボーンチャイナをつくりだしています。の中から、現代の暮らしをより豊かに導いてくれるものを選び抜き、再編集(=REMASTERED)したコレクション。
そこには細部にわたるこだわりと、多くの職人たちによる手の温もりが隠されている。
某日、本サイトで様々な分野にまつわるインタビュー連載をしている、ブランディングディレクターの行方ひさこさんが、「ETRÉ TOKYO」のディレクター・JUNNAさんとともに、石川県にあるNIKKO本社を訪問。
白食器「REMASTERED」の奥深さに触れた二人の本社見学を2回に渡ってレポートする。

今回ひさこさんが本社見学の同行者として指名したのは、人気ファッションブランド「ETRÉ TOKYO」のディレクターを務めるJUNNAさん。

ひさこさん:「JUNNAちゃんは、ファッションはもちろん、ライフスタイル全てにおいて美しい感性とセンスを持った方。彼女の作り出すものの世界観に憧れを抱く方が多く、圧倒的な支持を得ているのは納得です。そんな審美眼を持った彼女と一緒に見学をしてみたかったんです。」
JUNNAさん:「私はいつもひさこさんの美しいインスタを見ながら、旅をしている気分を味わっています。
普段あまり器の生産ラインを見るような機会はないのですが、きっとお洋服作りにも通じる部分があるのだと思っています。」

工場見学がスタート!製品の要、“坏土”ができるまで

REMASTEREDをはじめ、NIKKOが手がける全ての食器を生産しているのは、石川県白山市。2005年に1市2町5村が合併して誕生した、石川県で金沢市に次いで人口の多いベッドタウンだ。 広大な敷地には、整然と建物が並ぶ。建物の間のノスタルジックな道を歩きながら…
JUNNAさん:「この雰囲気、ファッション撮影に使えそう!(笑)」

工場へ向かう途中、社員食堂を抜ける。よく見ると、ずらりと並んだ照明は全て、器と同様にファインボーンチャイナ製。独特のやさしい光がさしている。見学前から、思わず二人ともシャッターチャンス。

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