時代を明るくリードしてくれるプロフェッショナルたち。そんな様々な分野にまつわるプロたちが「LOST AND FOUND」から気に入ったアイテムを選び、そこに彩りを添えてくれます。たくさんのものを見て選んできた彼らだからこその、物を選ぶ時のこだわりや、ものと向き合う姿勢を行方ひさこが掘り下げていきます。
行方ひさこの LOST AND FOUNDなキッチン -Mardi Gras 和知 徹シェフ前編 -
全てを受け止めてくれる「白」。Mardi Gras 和知 徹シェフをゲストにお迎えしました。
前回はMardi Gras和知 徹シェフをゲストにお招きし、REMASTEREDより「オーバルプレート39」「オーバルプレート13」を使い、彩り野菜とラムのグリルを作っていただきました。
白い器はどんなチャレンジにも応えてくれる懐の深い器だと和知さんが言っていたように、真っ白な器のキャンパスは、豪快なグリルを鮮やかに引き立ててくれました。
ラムと彩り野菜のグリル
1. 野菜を適当な大きさに切る。
2. ラムと野菜に塩胡椒で下味をつける。
3. フライパンにラムと野菜を並べ、お好みでハーブを乗せてオリーブオイルをまわしかけ、焼く。
4. 中の方まで火が通ってきたらオーブンで 15 分ほどローストする。
5. オーブンから出して、火の入りを見ながら焼き色をつける。
6. 塩胡椒で味を整える。
材料
■ラムと彩り野菜のグリル
好みの野菜と肉(この日はラム)
この日の野菜は、青森県十和田市にあるふじもり農園のもの。この辺りはイタリアのトスカーナと土地が似ているそう。コクのある美味しい西洋野菜やハーブをご家族で育てている農家さんから仕入れた野菜たちをたっぷり使用しました。
ポイントは下味!下味でお肉の旨味が引き出されるので、忘れないうように!とのアドバイスもいただきました。シンプルなグリルですが、お好みで葉物野菜をプラスしてサラダのように盛り付けたり、スパイスを効かせたり………白い大きなキャンバスに懐を預けて色々チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
和知 徹 Chef @toru_wachi
1967年兵庫県淡路島生まれ。辻調理師専門学校フランス校を卒業し、ブルゴーニュの一つ星「ランパール」で研修。帰国後は「レストランひらまつ」へ入社、在籍中にパリ二つ星「ヴィヴァロア」で研修する。飯倉片町「アポリネール」で料理長を務めた後に退職。1998年六本木「祥瑞」のオーナー勝山晋作氏が銀座にオープンさせた「グレープガンボ」で立ち上げから料理長を務める。2001年「マルディグラ」をオープン。フランス料理にとどまらず、世界各国の料理を独自のフィルターに通した「和知料理」には定評がある。特に肉のスペシャリストとして、雑誌、テレビ、セミナー、イベントを多数こなすほか、カフェやレストランのメニュープロデュースも手掛ける。
Mardi Gras
東京都中央区銀座8-6-19 野田屋ビルB1F
03-5568-0222
行方ひさこ@hisakonamekata
ブランディング ディレクター
アパレル会社の経営、ファッションやライフスタイルブランドのディレクション経験を活かし、食や工芸、地域創生などローカルに通じる幅広い分野で活動中。コンセプトワークや商品開発を通じ、トータルでブランドの価値を創り上げていく。
interview & text by Hisako Namekata
photo by Naoki Yamashita
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