みんなで握るおにぎりが更なる循環の輪をつくる〜「ごちそう!おにぎり店」イベントレポート

10月26日(日)にLOST AND FOUND 地下1階 NIKKO ショールームにて、「てのしま」が美味しく炊いた「BONEARTH米」を皆さんとともに心を込めてにぎり、BONEARTH野菜を使ったとっておきのおかずを豚汁とともにお楽しみいただく「ごちそう!おにぎり店」が開催されました。
ご夫婦、お一人、お子様とご一緒とそれぞれにご参加された皆さんと、大きな1つのテーブルを囲んで和気あいあいとした雰囲気で行われたスペシャルなイベントの様子と、BONEARTH米&野菜の情報をお届けします。
みんなで一緒におにぎりを握る、特別な時間
三升炊ける大きな炊飯器で炊き上げたお米はふっくら艶やか
「ごちそう!おにぎり店」は、10月に新米の季節を迎えるにあたり、BONEARTH米を通して年齢や性別を問わずさまざまな人に食の循環を広めたいと、てのしまさんに相談をして叶ったイベントです。BONEARTH米のことを知っていただくだけでなく、楽しく美味しい体験ができるイベントにしたいと思い、「みんなでおにぎりを握ろう」と決まってから、期待いっぱいで準備をしてきました。
3回に分けて行われた今回のイベントは、料理長の林亮平さんから「僕は、おにぎりが一番好きな食べ物です!」という挨拶から和やかに始まりました。そして、美味しいおにぎりを作るための洗米から炊飯までの秘訣を教えていただきました。
まずお米を洗うときは、はじめの水は素早く捨てて軽くすすぐことからスタート。最近では生米にあまり糠がついていないことが多いので、洗いすぎは厳禁です。「研ぐ」というよりも「お水でやさしく洗う」程度で良いそう。そして、新米を炊くときには、1合につきスプーン1杯分くらいの水を減らすと、ふっくら美味しく炊き上がります。この時、炊き上がったごはんはかき混ぜすぎると粘りが出てしまうので要注意。ひとつまみの塩(2合で小さじ1)を入れると、握るときに手に塩をつけずにできます。これだけ気をつけたら、いつものおにぎりがもっと美味しくなるはず!
林さんの「優しくぎゅっと手前にまわしながら握っていくんだよ」というアドバイスで、小さいお子様も自分でおにぎりを上手に握っていたのが印象的でした。
会話が広がり、おにぎりの力で一つの大きな集団のように
艶やかに大きく育ったBONEARTH野菜たち
今回のイベントで使用した野菜のほとんどは、捨てられる食器をリサイクルした肥料「BONEARTH」で育てられたものです。イベント直前に気温が一気に低下したことで野菜の出来に不安を抱く瞬間もありましたが、想いが届き、とても元気な野菜が届けられました。林さんご夫婦からも、「届いて箱を開けたら、あまりに立派で驚きました。すごくいいですね!」とお墨付きをいただきました。

今回の野菜とお米はBONEARTHを肥料として使っている2つの農家から取り寄せました。
一つは軽井沢の標高1000メートルのところにある遠山農園。
育てる野菜は全て露地栽培で、徹底して無農薬で栽培をしています。遠山農園の野菜たちはスーパーには並ばず、軽井沢の直売所又は直接お店やお客様へ発送をしています。葉野菜、根菜から蕎麦まで幅広くたくさんの野菜を栽培販売し、近所の農家からの野菜もセットで販売したり、マスタードや蕎麦打ちなど季節ごとにワークショップも開催したりと意欲的な活動をされています。
工場で割れたり破損したりした食器を肥料として甦らせることで食の循環を促す「BONEARTH」
本日の主役、BONEARTH米

もう一つは、主にBONEARTH米を生産している農家、グリーンサポート出村さんです。
NIKKOの本社がある白山市にある鳥越地域で、2年前に田んぼ5枚からBONEARTH米の栽培をスタートした農家です。鳥越地域は山間部で寒暖差が大きく、白山おろしと呼ばれる山風、朝日が早くのぼり夕日が落ちるのが早いなど、昔からおいしいお米ができると言われています。元々、NIKKOスタッフがこちらのお米を好んで購入していたところが始まりで、BONEARTHを使っていただくようになりました。
グリーンサポート出村さんが米農家になったきっかけは、20年ほど前の平成の米騒動。今まで普通に食べていたお米が食べられなくなり、タイ米などが輸入され食べてみたところ、「こんなまずい米は食べたくない!」「自分で作ろう!」と農家に転身。コシヒカリ、ゆめみずほ(石川県の早生品種)、餅米などを栽培されています。今回のおにぎり店では、コシヒカリの新米を送っていただきました。
NIKKOは、今年からグリーンサポート出村さんのところで「田んぼオーナー制度」を始めました。これは、田んぼの一区画を借りて稲作を体験し、収穫した米を受け取ることができる仕組みのことです。「農家応援、持続可能な農業のため、仮に不作であっても米を買い取りたい」という提案したところ、ご快諾いただけました。5月には「田植え体験」、9月末には「稲刈り体験」を行ない、しっかりご指導をいただいてきました。

冬の訪れを感じる、少し肌寒い天気のもとで行われた今回の「ごちそう!おにぎり店」。食育を大切に思っている「てのしま」ならではの、子供達がムードメーカーになり、会場は美味しく楽しい空気に満ちていました。みんなでテーブル囲み、知らない人同士がおにぎりによってつながっていく温かい時間。最後の回は、イベントの終わりに参加者ほぼ全員でSNSのグループを作るほどに!
白い器に盛り付けられた豪華なおかずは、甘酢漬けやだし巻き卵、サヴォイキャベツを使ったロールキャベツから豚汁まで合計10品!塩おにぎりに合わせて、何度もおかずをおかわりする方が続出する、まさに「ごちそう!おにぎり店」となりました。
BONEARTH野菜で作られた絶品おかず
NIKKOは、生産者から消費者まですべての人がつながり、楽しみながら持続可能な「食の未来」について考えるための活動を続けています。その一環として「BONEARTH」を使った様々な農作物を育て、今回のような取り組みへ繋げています。おにぎりの輪が、更なる循環へと広がっていきますように。
text Hisako Namekata
edit Sahoko Seki
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