caillou・安達さんの白い器の話 実力派のフレンチは白い器と無限の創造で今までの常識を覆す

2024/12/20

NIKKOを愛用する人をインタビュー。語られたのはあらゆる場面に寄り添う普遍性と、無垢ゆえに人と人をつなぐ懐の深さでした。
第二回は西小山にあるフレンチ「caillou」の安達さんです。

食通には言わずと知れたフランス料理の名店で修業を積んだ安達晃一シェフが腕を振るい「ミシュランガイド東京」や「ラ・リスト」に掲載された「caillou(カイユ)」は、2022年のオープン以来、店で使う器をニッコーのファインボーンチャイナで統一しています。
「修業中からこの白い器が美しいことはよく知っていました」とシェフ。ガストロノミーでの経験から「食事をより自由に楽しんでもらいたい」という考えに辿り着き、現在はキッチンカウンターに厳選した食材と大小さまざまな器を用意。ゲストと相談しながらオートクチュールスタイルの一皿を提供しています。

「白は何色にも染まらない色。白い器は料理人にも自由な発想、自由なクリエーションを促してくれると思います」。そう話すシェフのもとには食いしん坊なゲストはもちろんのこと、次世代の若い料理人も集まり、いい気が流れています。

世界的に著名なプロダクトデザイナー・Bodo Sperleinによる器がお気に入り

caillou(カイユ)
東京都目黒区原町1-7-9 ドゥーエ西小山 1F
03-6452-2985
https://caillou.jp/

Text by Mio Amari
Photo by Kiyoko Eto

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